ソフト食を介護で取り入れる目的や対象者、ほかの介護食との違いを解説!

ソフト食を介護で取り入れる目的や対象者、ほかの介護食との違いを解説!

ソフト食の作り方と市販品の選び方

ソフト食の作り方と市販品の選び方

家庭でソフト食を作るときのコツを教えてください

家庭でソフト食を作るときは、まず食材をやわらかく加熱することが基本です。やわらかく煮る、蒸す、圧力鍋を使うなどで、かたい食材もつぶしやすくなります。
仕上がりがパサつくときは、とろみ剤やゲル化剤、あんかけなどでまとまりをよくすると、飲み込みやすくなります。市販のとろみ調整食品やゲル化剤を活用すると、手間を抑えながら安定した仕上がりにしやすくなります。一品ずつ形を残して仕上げると、見た目もよく食欲につながります。
また、味付けをしっかりすることも、食べる意欲を保つコツです。

作るのが負担なときは、毎食すべてを手作りにこだわらず、市販品と組み合わせて無理なく続けることも大切です。

市販のソフト食や宅配サービスの選び方を教えてください

市販のソフト食や宅配サービスは、手間を抑えながらやわらかい食事を用意できる便利な選択肢です。
スーパーやドラッグストアでは、レトルトや冷凍のソフト食が手に入り、宅配サービスでは、やわらかさを調整した冷凍弁当などを定期的に届けてもらえます。

農林水産省のスマイルケア食や、業界団体のユニバーサルデザインフード(UDF)など、噛む力や飲み込む力に応じて選べる目印があるため、本人の状態に合ったものを選びやすくなっています。まずは少量から試し、本人が食べやすく続けられるものを見つけるとよいでしょう。

実際に食べてもらいながら、飲み込みやすさや味の好みを確かめ、本人に合う商品を少しずつ見つけていくとよいでしょう。

市販のソフト食を選ぶときのポイントはありますか?

市販のソフト食を選ぶときは、次のようなポイントを確認しましょう。

・本人のかむ力や飲み込む力に合った区分を選ぶ(UDFの容易にかめる、歯茎でつぶせる、舌でつぶせる、かまなくてよいなどの表示を確認する)
・エネルギーやたんぱく質などの栄養成分が表示されているかを見る
・味や品数の好みに合い、続けやすいかを考える
・少量パックなど、試しやすい形で購入できるかを確認する

どの区分が合うか迷うときは、医師や管理栄養士、言語聴覚士などの専門職に相談すると安心です。本人の状態は少しずつ変わるため、定期的に見直すこともおすすめします。気になる商品は、まず店頭やお試しセットで少量を購入し、本人の様子を見てから定期購入に進むと、むだなく選べます。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまでソフト食についてお伝えしてきました。ソフト食の要点をまとめると以下のとおりです。

ソフト食は舌や歯茎でつぶせるやわらかさの介護食で、かむ力や飲み込む力が弱くなった方に適している

食べる楽しみや栄養を保てる一方、調理の手間や水分・栄養の管理に注意し、誤嚥は完全には防げない

家庭で作るほか、スマイルケア食やUDFなどの目印を参考に、市販品や宅配サービスも活用できる

ソフト食は、食べる楽しみと安全の両方を支える選択肢のひとつです。本人の状態に合わせて無理なく取り入れ、迷うときは専門職に相談しながら、食事の時間を大切にしていきましょう。

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

参考文献

スマイルケア食(新しい介護食品)|農林水産省

日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類|一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会

日本介護食品協議会

配信元: Medical DOC

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