【取材レポート・京都国立近代美術館】『フォンタネージ—イタリアの光・心の風景』教科書の「お雇い外国人」に出会い直す

洋画の発展を支えた偉人の知られざる人生

展示風景

日本では「お雇い外国人」や「工部美術学校の教師」として語られることの多いフォンタネージ。展覧会を訪れるまで、私は「偉い人」という記号的なイメージだけで理解できたつもりになっていました。

しかし本展で出会ったのは、旅をしてさまざまな影響を受け、ときには挑戦作が厳しい批評にさらされるなど、芸術と向き合い続けた1人の画家です。教科書では数行しか登場しない人物にも、私たちと同じように山あり谷ありの人生がありました。当たり前のことではありますが、本展を鑑賞しなければ一生気づかなかったかもしれません…。

展示風景

展覧会を見終えた今、「フォンタネージの作品といえば?」と聞かれたら、《雲》や《四月》などを挙げられます。そして作品とともに、彼の人生の物語そのものも思い浮かぶようになりました。

本展は、教科書では太字で書かれるキーワードと、血の通った1人の人間として出会い直せる展覧会です。一言では語り尽くせない、フォンタネージの人生に触れてみてはいかがでしょうか?

展覧会情報

◆日本イタリア国交樹立160周年記念・フォンタネージ来日150周年記念
フォンタネージ—イタリアの光・心の風景

会場:京都国立近代美術館
会期:2026年7月18日(土)~10月4日(日)
*会期中、一部展示替えあり
◎前期:7月18日~8月23日
◎後期:8月25日~10月4日
開館時間:午前10時~午後6時(金曜日は午後8時まで開館)
*入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし9月21日(月・祝)は開館)、9月24日(木)
展覧会ウェブサイト:日本イタリア国交樹立160周年記念・フォンタネージ来日150周年記念 フォンタネージ—イタリアの光・心の風景

巡回情報
◎三菱一号館美術館(2026年10月17日〜2027年1月24日)
◎名古屋市美術館(2027年2月6日~4月4日)

配信元: イロハニアート

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イロハニアート

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