『変形性膝関節症』の初期症状をご存じですか? 「年齢のせい」と見過ごしやすいサインを医師が解説

『変形性膝関節症』の初期症状をご存じですか? 「年齢のせい」と見過ごしやすいサインを医師が解説

早期発見するには?

早期発見するには?

編集部

早期発見のためには、どんなことを意識すればよいですか?

蓬󠄀田先生

繰り返す膝の痛みを「休めば治るから大丈夫」と放置しないことです。立ち上がり、歩き始め、階段、正座などで痛みや違和感が続く場合は、早めに整形外科を受診してください。初期は症状が軽く、単純X線(レントゲン)検査で大きな変化が出ないこともありますが、症状の経過を医師に伝えることが早期発見につながります。

編集部

診断はどのように行われるのでしょうか?

蓬󠄀田先生

診察所見や、必要に応じてX線検査、MRI検査を組み合わせて総合的に判断します。診断では、症状や生活への支障を確認したうえで、まずX線検査を行うのが一般的です。ただし、実際には症状が強くても、初期段階では画像に大きな変化がはっきり現れないことも少なくありません。そのため、医師による問診・触診に加え、複数の検査結果を合わせて慎重に評価します。

編集部

早めに受診したほうがよいのはどういう人ですか?

蓬󠄀田先生

40代以降で膝の違和感が増えてきた人、女性、肥満の人、O脚の人、膝のけがをしたことがある人は、特に意識しましょう。

編集部

早期発見するためには、日頃からどんなことを意識すればよいのでしょうか?

蓬󠄀田先生

痛みの出る場面を意識しておくことです。たとえば、朝の動き始め、階段、長く歩いたあとなど、どんな場面で違和感が出るかを把握しておくと受診時に役立ちます。また、体重管理など、無理のない運動で膝の負担を減らすことも重要です。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

蓬󠄀田先生

変形性膝関節症は、X線検査で大きな変化が見られないからといって、必ずしも安心とはいえません。痛みや違和感、歩きにくさなどの症状がある場合、X線検査で異常が見られなくても、軟骨、半月板、骨の内部の変化が隠れていることがあります。そのため、症状が続く場合にはMRI検査を行い、詳しく膝の状態を確認して診断の精度を高めることが大切です。画像所見だけで判断せず、症状と検査結果を合わせて評価するようにしましょう。

編集部まとめ

「X線検査で異常なし」と言われても、痛みが続く場合は問題がないとは限りません。膝の違和感や歩きにくさがあるときは、早めに専門医へ相談し、必要に応じてMRI検査を検討しましょう。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。