ウイルス性結膜炎の感染予防と再発について

感染予防のために気を付けることを教えてください。
ウイルス性結膜炎の主な感染経路は手指を介した接触感染です。予防の基本は流水と石鹸による手洗いです。特に目を触った後は入念に手を洗いましょう。タオルや点眼薬など目に接触するものは自分専用のものを使い、他の方が誤って使わないように注意が必要です。また、目やにや涙を拭いたティッシュペーパーはビニール袋に入れて捨てると掃除の際に直接触れずに済みます。
入浴は家族のなかで最後にしたり、汚染した食器やタオルは煮沸や家庭用塩素系漂白剤で消毒したりして、家庭内でも感染しないような工夫が必要です。
学校や仕事は休まなくてはいけませんか?
ウイルス性結膜炎は感染リスクがあるため、感染したら学校や仕事を休まなければなりません。学校保健安全法で定められている基準では、流行性角結膜炎と急性出血性結膜炎は病状により学校医その他の医師において伝染のおそれがないと認めるまでとされています。咽頭結膜熱は主要症状が消退した後二日を経過するまでと定められていますが、症状が消失しても糞便にウイルスが残っているため、1ヶ月間はプールに入らないように注意が必要です。症状がある間は感染のリスクが高いことを理解し、医師の許可が出るまでは登校や出勤を控えましょう。
ウイルス性結膜炎は再発しますか?
ウイルス性結膜炎は血清型が同じウイルスに再感染することはありません。しかし、血清型の異なるウイルスには再び感染する可能性があります。過去に流行性角結膜炎や咽頭結膜熱、急性出血性結膜炎に感染したことがあっても、違う型のウイルスであれば再び感染することは理解しておきましょう。
編集部まとめ

ここまでウイルス性結膜炎について解説してきました。ウイルス性結膜炎は結膜に炎症が起こる病気で、なかでも流行性角結膜炎や咽頭結膜熱、急性出血性結膜炎は感染力がとても強いのが特徴です。
目の充血や涙の増加以外にも、のどの痛みや発熱など症状はさまざまです。特効薬はなく基本的には症状を和らげる対症療法が中心となるため、日頃から流水や石鹸での手洗いを入念に行い、予防に努めていきましょう。
感染してしまった場合は、タオルやハンカチなどの共用は避け、周囲への感染拡大を防ぐ対策が必要です。症状がある場合は学校や仕事を休み、医師の許可が出るまでは登校や出勤を控えるようにしましょう。
参考文献
ウイルス性結膜炎|公益財団法人 日本眼科学会
ウイルス性結膜炎|公益社団法人 日本眼科医会
流行性角結膜炎|国立健康危機管理研究機構
咽頭結膜熱|国立健康危機管理研究機構
急性出血性結膜炎|国立健康危機管理研究機構
第7章 ウイルス性結膜炎に関する説明例
学校において予防すべき伝染病
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