飲み会で知り合った消防士の男性Kさんとのデート。「今日はサイコロで行き先を決めよう」そう言われて向かった先で、私は思わず恐怖を感じることに……?
サイコロで決まった行き先
社会人2年目の夏。
飲み会で知り合った消防士のKさんと何度か食事に行くようになりました。
優しく気遣いもできる人で、車でドライブに連れて行ってくれることもありました。
そんなある日、待ち合わせ場所のカフェで突然一冊の京都ガイドブックとサイコロを渡されたのです。
「今日はサイコロで出たページの場所に行こうと思います」
予想外の提案に戸惑いながらもサイコロを振ると、行き先は嵐山になりました。
気付けば真っ暗な竹林の中
夕方から出発したため、嵐山に着いた頃にはすでに薄暗くなっていました。
それでもKさんはのんびり散策を続けます。
気付けば周囲は真っ暗。
人通りも少なくなり、竹林の中にはほとんど人影がありません。
一方のKさんは終始上機嫌。
しかし私は次第に不安を感じるようになっていました。

