「見栄を張りたかった」経理部長が5200万円横領、風俗店や不倫相手との遊興費に…懲役3年4カ月の実刑

「見栄を張りたかった」経理部長が5200万円横領、風俗店や不倫相手との遊興費に…懲役3年4カ月の実刑

●性的目的でなく風俗店に通った理由とは

弁護人からの被告人質問では、冒頭から本題に迫った。

弁護人:​​今回、犯行を行ったきっかけは何だったのでしょう。
被告人:最初は、「自分が見栄を張りたい」「いいカッコをしたい」という思いがあり、なぜしたのか今でもずっと自問自答しています。

弁護人:横領したうち、かなりの額を風俗店に使っていますが、これも見栄なんですか。
被告人:情けない姿を見せられない思いがあり、仕事のストレスとか家族や友人に話せず。風俗店では客として扱ってくれるので…。

性的な目的でなく、精神的な拠り所だったという趣旨の説明だった。

●1億円超の横領を認めるも…弁済は3割届かず

また、起訴された5200万円についても、実際には「1億円をはるかに超える額」を横領したと証言。通帳を破ったためか、総額も把握できていないという。

前の会社で横領した700万円は母親が返済し、今回も母親から借りた金銭と生命保険の解約金などで1293万円を返済した。

このうち10万円は、保釈後に日雇いの仕事でなんとか捻出したものだった。しかし、5200万円の3割にも届かない。

被告人は何度も声を振り絞りながら、1日でも早く被害弁済できるよう努める意思を示した。しかし、その道のりはなお遠い。

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