プール熱の治療期間

プール熱は病院での治療が必要な病気ですか?
軽症であれば病院での特別な治療や入院は必要ない場合がほとんどです。プール熱に特効薬はなく、基本的には自宅で安静にしながら自然経過で治るのを待つことになります。
発熱が高い間は解熱剤で熱を下げつつ、水分補給や十分な睡眠・休養をとることが大切です。喉の痛みが強い場合は鎮痛解熱剤を用いて痛みを和らげます。また、目の充血や痛みがひどい場合には、眼科で点眼薬などの治療を受けることもあります。通常は外来で対処可能ですが、高熱が長引く・嘔吐が続く・ぐったりして反応が鈍いといった重い症状があるときは早めに医療機関を受診してください。医師の判断で点滴や入院治療が必要と判断されるケースもまれにありますが、多くは家庭での看護で対応できます。
プール熱に感染してから完治するまでの日数を教えてください
発症から1週間前後で完治するケースが多いです。多くの場合、発熱は3~5日程度で治まり、その頃には喉の痛みや結膜炎などの主要症状も軽快してきます。実際、ほとんどの子どもは発症後3~5日ほどで自然に治癒します。ただし、症状が治まった後も、倦怠感や軽い咳などが1~2週間ほど残る場合があります。したがって、症状が完全になくなって元気になるまでの期間は人によって若干幅がありますが、目安としては1週間程度と考えるとよいでしょう。
なお前述のとおり、学校伝染予防の観点では主要症状消失後も2日間は登校禁止と定められているため、完治の判断にあたっては熱が下がり喉や目の症状がなくなってから少なくとも2日は自宅で経過を見るようにしてください。
プール熱の治療法にはどのようなものがありますか?
プール熱に対する特別な治療法はありません。ウイルス感染症ですので、細菌に効く抗生物質は効果がなく、治療は患者さんの症状を和らげる対症療法が中心となります。具体的には、高熱に対して解熱剤を使用し、水分補給をこまめに行います。喉の痛みがひどい場合は鎮痛薬や喉の炎症を抑える薬が処方されることがあります。目の充血・痛みが強ければ、眼科で炎症を抑える点眼薬を処方してもらえます。自宅では、冷えピタや氷枕などで身体を適度に冷やしつつ、刺激の少ないやわらかい食事(ゼリーやスープなど喉ごしのよいもの)を与えるとよいでしょう。
編集部まとめ

プール熱は主に子どもが夏にかかりやすいアデノウイルス感染症です。潜伏期間は約5~7日で、その間本人は症状がなくても周囲にウイルスをうつしてしまう可能性があります。いざ発症すると突然の高熱と喉の強い痛み、そして目の充血などの症状が現れ、数日間は辛い状態が続きます。しかし多くの場合、症状のピークは3~5日程度で、徐々に回復に向かいます。特効薬はありませんが、自宅で安静にし水分補給や解熱剤の使用など適切な対症療法を行えば、ほとんどのケースで1週間前後で元気になります適切なケアを行えば、プール熱はほとんどの場合後遺症を残さずに完治する疾患です。日頃から手洗い・咳エチケットを行い、万が一発症した場合に備えて対処法などを覚えておくと安心ですね。
参考文献
https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/pcf/
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/pcf.html
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