夜間受診時に持参するもの・注意点
編集部
夜間受診するときに持参すべきものはありますか?
横井先生
マイナ保険証(マイナンバーカード)やお薬手帳、現在服用している薬の情報は必ず持参してください。持病がある場合は、診療情報提供書や最近の検査結果があると役立ちます。また、「いつから症状が起きたか」「どのように変化しているか」など、症状の経過を簡単にメモしておくと診察がスムーズになります。
編集部
症状を伝える際に気を付ける点はありますか?
横井先生
何日前から、どのように始まり、どのくらい続いているかを具体的に伝えてください。痛みの強さや場所、悪化しているかどうかも説明が必要です。感覚的な表現だけでなく、事実を整理して具体的に伝えると正確な判断につながります。
編集部
夜間に医療機関を受診する場合、事前に病院へ連絡する必要はありますか?
横井先生
必ず事前に電話を入れてください。夜間は当直医の専門外である場合や、ほかの重症患者さんの対応中で受け入れができない場合があるためです。事前に電話をすると病院側の受け入れ準備ができるほか、症状によっては別の病院を紹介してもらえる可能性もあります。
編集部
そのほか、夜間診療を受診する際に気を付ける点はありますか?
横井先生
感染症の疑いがある(発熱やせきなどが見られる)場合は、待機場所を分ける必要があるため、病院側から指示があります。必ず指示に従って行動してください。
編集部
受診後に気を付ける点はありますか?
横井先生
帰宅後に症状が悪化していないか観察し、再受診の目安を確認してください。処方薬の用法・用量を守り、不安な点があれば早めに医師へ相談しましょう。症状が落ち着いても医師の指示に従い、必要があれば必ず受診してください。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
横井先生
まずは落ち着いて状況を確認してください。緊急の場合は、「この程度で救急車を呼んだら迷惑かもしれない」と遠慮する必要はありません。救急医療の現場では、見逃しを防ぐためオーバートリアージ(救急隊員や指令管制員が、搬送する患者さんの病状を実態よりも重く判断する対応)を前提として動いています。少しでも不安があれば電話相談を利用し、必要に応じて受診や救急要請を検討してください。
編集部まとめ
救急要請の判断には迷うかもしれませんが、医療現場では安全を優先し、広めに判断する考え方が基本です。迷ったときは1人で抱え込まず、電話相談などを上手に活用してください。

