兄弟げんかの裏にあるSOSとは?
Q.夏休みの家庭内ストレスの一つに兄弟げんかがあります。1日中、兄弟げんかの仲裁に追われて疲弊している親に向けて、教育アドバイザーとして「これだけは意識してほしい」という、けんかが自然と減る・または親が巻き込まれないための接し方を教えてください。
鶴原さん「子どもがけんかばかりしていると当事者同士の問題と考えてしまいがちですが、実はその裏に『ママ(パパ)にもっと構ってほしい、自分のことを見てほしい』という気持ちが隠れていることもあります。兄弟姉妹という関係上、どうしても保護者や周りの人たちが比較しするような発言をしてしまったり、当事者同士も『お兄ちゃんばっかりずるい』『妹は〇〇なのに…』とほかの兄弟と自分を比べて不満やライバル心を抱えたりすることは少なくありません。
そのため、日ごろからどちらかばかり叱っている、もしくは泣いてしまう方の話ばかりを聞いているといったように、きょうだい間で不公平と感じるような対応をしないことが重要です。もしたたいたり泣かせてしまったりして叱らなければならなくなった場合も、叱った子の本音や理由をしっかりと聞いてあげることも重要です。
このように、『兄弟全員を平等に大切に思っているんだよ』という実感をお子さんが得られるようになると、安心や受容の心が育まれるようになります。すると、兄弟同士で必要以上に不安や不満を感じたり、ささいなことがきっかけでけんかをして対立したりすることを回避できるようになるでしょう」
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心身に余裕がない時期こそ、怒るべきタイミングと、そうでないタイミングの線引きが重要です。時には家事の一部を適度に任せるなど、お子さんの自立性を養いつつ、全てを背負い込みすぎないように工夫しましょう。
また、ストレスの原因になりやすい子ども同士のけんかは、実は日頃の不公平感の表れである可能性があります。心理的安全性が兄弟姉妹で平等に育まれるよう気を配ってみると、自然とけんかは減っていくかもしれません。
