第2次世界大戦で、「ニュージーランド軍兵士」として参戦した母子猫 その数奇な運命を振り返る

第2次世界大戦で、「ニュージーランド軍兵士」として参戦した母子猫 その数奇な運命を振り返る

中尉のベッドを「出産場所」に

出産直後の母子猫

画像はイメージです

第2次世界大戦中、「第20大隊」と「装甲連隊」に所属し、北アフリカ戦線とイタリア戦線でニュージーランド陸軍兵士として参戦した猫たちがいました。

Mrs Rommelは、1941年のリビア戦線で捕獲され、ニュージーランド陸軍に保護されました。大隊がバグシュに戻った後、この猫は2匹の子猫を出産しました。出産場所として選んだのは、Charlie Upham中尉のテントの中にあるベッドでした。それを見つけた中尉は、母猫と子猫への配慮からそのままにしておき、その夜は砂の上で眠ったということです。ちなみに彼は、後にとびぬけて勇敢な戦績により「ヴィクトリア十字勲章」などを授与されています。

子猫たちはそれぞれTiger、Tankieと名付けられました。中尉は「母猫は気が強くてよく噛みつく野良猫で、部隊が野営地を移動する際には、捕獲して一緒に移動させるのにいつも苦労した」と話しています。

残念ながらMrs Rommelは、爆弾により亡くなったと考えられています。

自己主張の強い子猫

がれきの上にたたずむ猫

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Tankieは宿営係のTom O'Connorさんに引き取られました。「軍猫」は、どんな餌でも丈夫な胃で消化できるのが普通ですが、Tankieはコンビーフ缶詰を食べて何度かひどく体調を崩しました。お腹の弱い子猫だったようです。

それでも生き延びて、大隊と共にシリアへ向かったのです。ある日、軍需品担当将校のトラックに同乗していたこの猫は、「そろそろ路肩で休憩したい」と鳴いて訴え始めました。しかし護送隊を組んで走行しているので、1台だけ停まるのは不可能なことでした。

するとTankieは明らかに動揺し始め、ついに行動を起こしました。開いていたボンネットからエンジンルームに入り込んで駆け上がり、車外へと飛び出したのです。回転するファンブレードに体が巻き込まれなかったのは、まさに奇跡的なことでした。

運と自己主張の強いTankieでしたが、その後1942年6月、大隊がメルサ・マトルーを出発した後に地雷源を通過したとき、爆発に遭って消息を絶ってしまいました。

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