「王様のような暮らし」も続かず…

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もう1匹の子猫Tigerは、輸送小隊でトラック運転を担当していたHamilton伍長(愛称Hammy)のマスコット猫になりました。北アフリカ基地でのキャンプ駐屯を経て、彼はTigerと一緒にイタリア戦線に加わりました。
輸送小隊による庇護のもとで、Tigerは王様のような暮らしを送りました。専用のベッドと、名前と所属部隊が刻まれたエジプトのコインが付いた立派な首輪を身につけていたのです。
ところが地中海を渡ったあとで、不運にもアテッサの街路で車に轢かれてしまいました。大事な猫の死後、失意のHamilton伍長はふたたびエジプトの基地に戻っていったのです。
戦時のアフリカとヨーロッパでニュージーランド軍兵士たちと出会い、数奇な運命をたどった母子猫。人間が始めた戦争で大きな影響を受ける動物たちの姿を、あらためて浮き彫りにしています。

