「コーヒー」は1日何杯まで? 米国心臓協会が示した“1.5〜4杯”… 脳卒中・心不全リスクとの関係を医師が解説

「コーヒー」は1日何杯まで? 米国心臓協会が示した“1.5〜4杯”… 脳卒中・心不全リスクとの関係を医師が解説

内容への受け止めは?

編集部

米国心臓協会の専門委員会が発表した内容への受け止めを教えてください。

伊藤先生

カフェインには血圧や心拍数を上げる急性効果があり、摂取後30~120分に収縮期血圧が約5~10mmHg上昇することがあります。非習慣的摂取者や基礎血圧が高い患者さん、カフェイン感受性が高い患者さんでは反応が大きくなるため注意しましょう。外来血圧測定では、カフェイン摂取後30分以上空けることが測定誤差の低減に有用です。一方、慢性摂取では血圧と逆J字型の関連を示しており、適度な摂取は有益である可能性が高いといえます。

注意点として、患者さんの遺伝的代謝能の差異、習慣的摂取量、年齢、併存疾患などにより個人のカフェインへの反応は大きく異なるため、これらも考慮した個別化された指導が求められます。また、これまでの多くの観察研究では、コーヒーに含まれるポリフェノールなどの成分や生活習慣、喫煙・飲酒・社会経済的要因による交絡を除外できておらず、カフェイン単独の予防効果とは解釈できません。

編集部まとめ

コーヒーは適量であれば、高血圧や2型糖尿病、心血管疾患のリスク低下に役立つ可能性がある一方、摂りすぎには注意が必要です。エナジードリンクの成分表示を確認したり、アルコールや医薬品との併用を避けたりすることから取り入れてみましょう。

配信元: Medical DOC

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