冷房で目がかすむ…「ドライアイ」放置で視力低下も? 悪化防ぐ4つの予防法【眼科医解説】

冷房で目がかすむ…「ドライアイ」放置で視力低下も? 悪化防ぐ4つの予防法【眼科医解説】

エアコンを使用しつつドライアイを防ぐには?

 夏のドライアイを防ぐには、まず大前提として、ドライアイが心配だからと冷房を我慢してはいけません。熱中症を防ぐため、エアコンはきちんと使ってください。その上で、目への負担を減らします。

 まず見直してほしいのが、風の向きです。

 エアコンの吹き出し口の正面や真下を避け、風が顔に当たり続けないようにします。車のエアコンも顔ではなく胸元や足元へ当たるように調節。ハンディーファンも、目ではなく首元へ向けるのがお勧めです。

 次に、画面を見続けないことです。

 厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」では、仕事でパソコンなどを使う場合、一連続作業時間を1時間以内とし、次の作業までに10~15分の作業休止時間を設けることが示されています。さらに、1時間の中にも1~2回程度の小休止を入れることが推奨されています。

 米国眼科学会も、デジタル眼精疲労対策として、20分ごとに20フィート(約6メートル)先を20秒見る「20-20-20ルール」を紹介しています。

 毎回しっかり実行するのが難しくても、「画面を見っぱなしにしない」ことを意識するだけでも違います。

 休憩するときには、遠くを見るだけでなく、ゆっくりと数回まばたきをするのもよいでしょう。画面を見ているときほど、最後までしっかりまぶたを閉じることを意識してください。

 乾燥感がある場合は、人工涙液を使う方法もあります。米国眼科学会も、デジタル眼精疲労への対策の一つとして人工涙液を挙げています。

 ただし、市販の「充血を取る目薬」と人工涙液は同じものではありません。「頻繁に点眼が必要になる」「痛みやかすみが続く」「コンタクトレンズを使用している」といった場合には、眼科で相談することをお勧めします。

 夏は、冷房を避けることも、デジタル機器を使わずに過ごすことも現実的ではありません。大切なのは、正しく使うことです。

【ドライアイを防ぐ方法】
・エアコンの風を目に当てない。
・画面を見続けない。
・しっかりまばたきをする。
・必要なら涙を補う。

 暑さから体を守りながら、目を守っている「涙」まで乾かしてしまわないよう注意しましょう。

配信元: オトナンサー

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