女優の蒼井優がヒロイン瀬尾咲子を演じる連続ドラマ「Tシャツが乾くまで」(TBS系)の第6話が14日に放送される。第5話(7日放送)では、バス事故をきっかけに夫・充(松山ケンイチ)が失踪した咲子と、同じ事故で妻・園田あずさ(夏帆)を亡くした樹生(中島歩)が、互いの喪失を支え合いながら距離を縮めた。ところが、2人が新しい人生を歩み始めようとした矢先、約1年ぶりに充が突然帰宅。物語は大きく動き始めた。
「Tシャツが乾くまで」第6話(8月14日放送予定)見どころ
充が突然、咲子のもとへ帰ってきて、咲子、樹生と初めて3人で顔を合わせる。
充の口からこの1年間の真実が少しずつ語られていくなか、咲子は、充と初めて出会った日の出来事や、結婚して夫婦として過ごしてきたこれまでの日々を思い返す。
第6話で焦点となるのは、充が姿を消していた約1年間と、事故の日の出来事。特に、充がなぜバスを降りたのか、あずさとの間に何があったのかは、これまでの物語にもつながるポイントとなる。一方、咲子は充との出会いや結婚生活を振り返る。充が帰ってきたことで、咲子が選ぶ人生も大きな見どころだ。
「Tシャツが乾くまで」第5話ストーリー展開【振り返り】
第5話では、バス事故から1年を迎えるなか、咲子と樹生が互いの存在を意識し始める一方、事故で亡くなったあずさと、行方をくらませた充をめぐるそれぞれの思いが描かれた。充との電話で、あずさをなぜバス旅行に同行させたのか問いただした咲子は、結婚時の約束からそれ以上の追及をやめる。その後、咲子は樹生に夫婦とは異なる形で一緒に暮らすことを提案。2人が新たな関係に踏み出そうとした矢先、突然帰宅した充が「ただいま」と告げる衝撃の展開を迎えた。
【以下、ネタバレ】
バス事故から1年が経とうとしていた頃、咲子と樹生は、たまに近所のコインランドリーで会い、他愛ない会話を交わしたり、樹生の息子・翔(久保田薫)を交えて食事をしたりするなど、家族ぐるみのつき合いを続けていた。一方で、互いに単なるご近所さんという以上の感情が芽生え、次の段階に進むべきかどうか悩みながら時間を過ごしていた。
あずさが生前働いていた古書店の店主・宮内幸次(リリー・フランキー)のもとには、あずさが子供時代を過ごした児童養護施設の職員・平岡光江(宮地雅子)が訪ねてきた。事故の犠牲者の中に、かつて面倒を見たあずさがいたことを知り、樹生のもとを訪ねた後に上々堂へ立ち寄った光江は、宮内と旧知の仲のようで、互いに穏やかな微笑みを浮かべながら「あぁ、懐かしい顔」「ご無沙汰してます」とあいさつを交わした。宮内が「知ってました? 結婚して子供も…」と言うと、光江は「ビックリです。あのあずさちゃんが」とうれしそうに笑い、宮内も「あの子がね…」と感慨深げな表情を見せた。
充への思いを依然として断ち切れず、彼の持ち物を捨てられずにいた咲子に、樹生は思い切って一緒に暮らすことを提案する。咲子は即座に断りつつも、思いがけない言葉に激しく動揺。樹生は諦めず、あずさの一周忌が終わるまでによく考えて答えてほしいと再考を促した。
ある日、咲子は、充がオーナーを務める喫茶店「ひこうき」の従業員・矢野直人(高橋文哉)から、店を手伝ってほしいと呼び出される。直人は、時おり連絡をとっていた充から、店の電話で咲子と会話できるよう計らってほしいと頼まれていた。直人が席を外したタイミングでかかってきた電話を咲子が受けると、受話器から充の声がした。咲子はあふれる感情を必死で抑えながら、当たり障りのないやりとりを交わす。
充から、今どこにいてなぜ帰ってこないのか尋ねないのかと聞かれるが、咲子は「ウソはダメ。でも、言いたくないことは言わなくていい」という結婚した時の約束にこだわる。一方、「夫婦だけの問題じゃないから」として、なぜあずさをバス旅行に同行させたのかと問い質し、理由がわからないまま妻を亡くした樹生の無念さを代弁して感情を爆発させた。充は答えなかったが、咲子はひとしきり言い終わると結婚時の約束に立ち戻り、それ以上の追及を諦めた。
充との会話を通じ、自分のなかで樹生の存在がかけがえのないものになっていることに気づいた咲子は、一周忌を終えた樹生に、夫婦という枠組みにとらわれないパートナーとして同居することを提案する。樹生もこれを受け入れ、気持ちを整理するために充の持ち物を処分し始めた。
すると、不意に玄関の呼び鈴が鳴る。晴れ晴れとした顔で扉を開けた咲子の前に現れたのは、まさかの充。「ただいま」と言われた咲子は、目を丸くしつつ、反射的に「お帰り」と答えた。

