chef+ / No Code代表・米澤文雄が長く愛されるために大切にしていること

chef+ / No Code代表・米澤文雄が長く愛されるために大切にしていること

長く愛されるために大切にしていること

新しい挑戦には迷わず飛び込む一方で、米澤さんが自分の弱点だと認めるものがあります。「長く愛されるレストラン」というブランドづくりです。

「多分僕に1番足りないところなんでしょうけど、やっぱりちゃんと続けることですね」

同じ営業日にしっかり店を開け、同じ品質のサービスを提供し続ける。それこそが長く愛される店の条件だと理解しながらも、次々と新天地を求めてしまう自分には難しい領域だと率直に語ります。

その代わり、日々のお店で大切にしているのは「優しさ」だといいます。

「甘いのが優しいわけじゃない。厳しくする優しさもある。しっかりとコミュニケーションを取って、愛のある対応をすることが大事なんじゃないですかね」

スタッフに向けては、noteでも近況や考えを綴っているそうです。もともとは自分のキャリアを整理する目的で始めたものが、今ではスタッフ宛のメッセージのような役割も担うようになったといいます。

「なんだかんだ1年ちょっと続けてるんで、いろんなところでノート読んでますって言ってくれたりとかするんで、割と嬉しいですし」

サンフランシスコでの挑戦を終え、50代半ばを迎えた先の展望も語ってくれました。衰退が進む日本の醤油や味噌といった伝統的なものづくりを、自分が付き合いのある範囲だけでも支えられないか。そんな構想も温めているそうです。

同じ場所に留まらず動き続ける身軽さと、その裏側で誰かとの関係を大切にしようとする姿勢。この両立の秘訣を聞かれて、米澤さんはこう答えました。

「これ、あんまり仕事と思ってやってないですよね、多分。楽しみの1つなんですよ」

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【ゲスト】

第82回・第83回(6月19日・26日配信) 米澤文雄さん

1980年東京都生まれ。高校卒業後、恵比寿のイル・ボッカローネで修業。その後、日本国内の名店で総料理長を務める。Jean-Georgesの日本初進出を機にレストランのシェフ・ド・キュイジーヌ(料理長)に就任。2018年青山ビルディングにThe Burnをオープン。2022年株式会社No Codeを立ち上げ、同年7月西麻布に完全紹介制レストラン 「No Code」をオープン。2019年12月には日本人のシェフとしては初のヴィーガンレシピ本を出版。 食を軸としたコンサルティング業務や社会貢献活動などもボランティア活動をしながら支援している。 主な著書に 『Vegan Recipes/ヴィーガン・ レシピ』(柴田書店) 『え?これ全部ホットプレートで作っちゃったんですか?』(二見書房)がある。

Instagram: @yone_asakusa
note: https://note.com/yone_asakusa
YouTube: https://www.youtube.com/@yoneno-codech

【パーソナリティ】 

クックパッド株式会社 小竹 貴子

料理愛好家・ 料理の楽しみ共創室 部長/創業期から参画し、初代編集長としてメディアづくりに携わる。現在は、料理家や生産者といった食のつくり手の声を届ける活動を行っている。「日経ウーマンオブザイヤー2010」受賞。プロの技術や食材の背景にある物語を、暮らしに馴染む言葉で伝えることをライフワークに、生活者の目線で食の楽しさを探求している。

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