いざという時のために、大事な2つのポイント
――2025年を境に、「大相続時代」に入ったといわれます。遺産相続について、心構えをしておいたほうがいいことは何だと思いますか?益田:「納得のいく相続」をするには、想像以上に時間がかかるのだと、父の姿を通して感じました。
わが家では、父が亡くなる13年前から相続について向き合い始めました。当時の私は「まだ先のことなのに、早すぎるのでは」と思っていましたが、結果的には必要な準備をほぼ終えた直後に父は旅立ちました。
健康な時に、自分の死や残された家族のことを考えるのは、簡単なことではないと思います。それでも、元気な時だからこそできる準備があります。
いきなりすべてを決める必要はなく、家族が集まるタイミングで少しずつ自分の考えや必要な情報を共有する時間を作ってみる。それが、残された家族の安心につながるのではないでしょうか。
特に財産については、何がどこにあるのかを確認するだけでも、想像以上に時間がかかります。「どんな財産があるのか」「どこに情報があるのか」を家族が把握できているだけで、いざという時の負担は大きく変わるのではないかと思います。
――今後の作品の展開について教えてください。
益田:現在は書籍化を目指して準備を進めています。まだ正式に決まってはいないのですが、書籍化する際には、専門家の方に監修していただき、より正確で分かりやすい情報として届けられる形にしたいと思っています。
<取材・文/都田ミツコ>
【都田ミツコ】
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。

