保護犬が見せる「トラウマ」のサインとは?

保護犬を家に迎えたとき、急に部屋の隅で震え出したり、特定の物や人に激しくほえたりすることがあります。これは、過去のつらい体験や恐怖が心に残っていて、自分を守ろうとする大切なサインです。
たとえば、男性の声を異常に怖がったり、ほうきなどの細長い道具を見ただけで逃げ出したりする行動が見られます。まずは「なぜこんな行動をするのだろう」と愛犬の気持ちに寄り添い、怯えている合図を見逃さないことが、安心できる生活への第一歩になるでしょう。
つらい記憶は消せるの?犬の心の仕組み

「つらい過去をすっかり忘れさせてあげたい」と願う飼い主は多いですが、一度傷ついた記憶を完全に消し去ることは難しいため、悲観する必要はありません。大切なのは記憶を消すことではなく、「ここは安全なんだ」という新しい楽しい思い出で上書きしていくことです。
心の傷が癒えるスピードは犬によってまったく異なります。数か月でなれる犬もいれば、年単位で時間がかかる犬もいます。焦って環境を変えようとせず、愛犬のペースを温かく見守りましょう。

