保護犬が抱える『トラウマ』を忘れさせる方法とは?ツライ記憶を消し去るためにできることまで

保護犬が抱える『トラウマ』を忘れさせる方法とは?ツライ記憶を消し去るためにできることまで

保護犬の心をほぐす優しいアプローチ

ベッドで寝る犬

安心して休める「自分だけの場所」をつくる

新しい環境に来たばかりの犬は、つねに緊張して気が張っています。そのため、家の中に誰にも邪魔されない「自分だけの安全な場所」を用意してあげることがとても大切です。

部屋のすみっこや、クレート(持ち運びできる頑丈なハウス)に柔らかい毛布を敷き、静かに過ごせる空間を作りましょう。

怖がっているときは無理に引っ張り出さず、自分から出てくるまでそっとしておいてあげることで、「ここは誰も攻撃してこない安全な場所だ」と理解できるようになります。

嫌がることを無理にやらせない

愛犬のトラウマを克服させようとして、怖がるものに無理やり近づけるのは逆効果です。かえって恐怖心が強まり、飼い主への信頼まで失ってしまう原因になります。たとえば、外に出るのを極端に嫌がるなら、無理に長い散歩へ連れて行く必要はありません。

まずは家の中で少しずつ外の音に慣れさせるなど、恐怖を感じるきっかけをなるべく遠ざけましょう。嫌なことを無理強いしない姿勢を見せることが、愛犬に「この人は味方だ」と安心してもらう近道です。

できたことを小さくほめて自信をつける

トラウマを抱える犬は、自分に自信をなくしていることが多いです。そのため、日常の小さな「できた!」を見つけて、たくさんほめてあげましょう。自分から一歩近づいてきた、おやつを口から食べてくれたなど、どんなに小さなことでも構いません。

できた瞬間に、優しい声でほめたり大好きなおやつをあげたりしましょう。これを繰り返すことで、「飼い主の近くにいると良いことが起きる」と学習し、少しずつ心を開いて笑顔を見せてくれるようになります。

困ったときは1人で悩まずプロに頼ろう

愛犬のトラウマに向き合う中で、噛みつきなどの問題行動が重なると、飼い主だけで解決するのはとても大変です。不安を感じたり、接し方に迷ったりしたときは、1人で抱え込まずに専門家を頼りましょう。

保護犬の扱いに慣れたドッグトレーナーや獣医師に相談することで、その犬の性格に合わせた正しいアドバイスをもらえます。

プロの力を借りることは決して恥ずかしいことではありません。飼い主自身が心にゆとりを持つことが、愛犬の心を癒やす一番の近道になります。

まとめ

公園で遊ぶ女性と犬

保護犬が抱えるトラウマは、飼い主の温かい愛情と十分な時間によって、少しずつやわらいでいきます。つらい過去を消すことはできなくても、これから過ごす毎日の暮らしを「安心で楽しい思い出」でいっぱいにすることは可能です。

焦らずに愛犬の気持ちに寄り添いながら、ゆっくりと信頼関係を育てていきましょう。困ったときはプロの力も借りながら、一緒に一歩ずつ進んでいくことが、愛犬にとっても飼い主にとっても一番の幸せにつながりますよ。

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