遺品の中に残されていた古いネクタイ
葬儀を終え、父の遺品を整理していたときのことです。父の机の奥から、古いネクタイが出てきました。それは、私が初任給で父にプレゼントしたネクタイでした。贈ってから長い年月がたっていたにもかかわらず、父は手放さず、大切に保管していたのです。
そのネクタイを見た瞬間、父は言葉には出さなくても、私のことを思ってくれていたのかもしれないと感じました。同時に、なぜ最後に会ったとき、素直に「ありがとう」と言えなかったのかという後悔が込み上げてきました。
この経験を通して、心の中で思っているだけでは伝わらないことがあるのだと痛感しました。「いつでも言える」と思っていた父への感謝や謝罪は、結局、本人に伝えられないままになってしまいました。
まとめ
意地や照れが邪魔をして言えなかった言葉を、今も仏壇の前で繰り返しています。届かないとわかっていても、私は父に「ありがとう」と伝え続けています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:谷口けんた/50代男性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
著者/シニアカレンダー編集部
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