
新潟県新潟市のLAGOON BREWERY(ラグーンブリュワリー)は、新潟県阿賀町の麒麟山酒造から提供された梅酒製造後の梅の実と、新潟県村上市の冨士美園から提供されたお茶抽出後の茶殻を、米とともに発酵させたクラフトサケ(※)「ResonEcho(レゾネコ) 梅と茶」を、8月7日(金)より一般販売開始した。
「おいしくておしい」素材にもう一度光を
日本には、本来の役割を終えた後にも、まだ香りや味わいを残しているおいしい素材が数多くある。
LAGOON BREWERYでは、そうした「おいしくておしい」素材にもう一度光をあて、酒として生まれ変わらせる可能性に着目。そして今回着目したのが、梅酒の製造後に残る梅の実だった。

梅の実は蒸してから種を取り除き、ペースト状にして醪へ投入
梅酒の製造後の梅には、まだ香りやエキス分が充分に残っているが、その梅がかつてほど活用されていない現状を聞き、それを使ったクラフトサケを検討。
そこでLAGOON BREWERYが考えたのが、梅と相性の良い別の素材を組み合わせ、まったく新しい味わいをつくることであり、「茶」にたどり着いたそう。

茶殻の一部はお湯でお茶を抽出し仕込み水として使用し、残りはそのまま醪へ投入
お茶抽出後の茶殻もまた、香りや味わいがまだ残っていながら、充分には活用されていない素材。梅の香りとやわらかな甘酸っぱさ、茶の香りと旨味とほのかな渋み。
異なる素材がそれぞれの個性を残しながら馴染み合い、響き合う、これまでにないSAKEを目指したという。
アップサイクルコラボで「ResonEcho 梅と茶」が完成

そして完成した「ResonEcho 梅と茶」は、伝統辛口で知られる麒麟山酒造、北限の茶処・村上で茶の製造を続ける冨士美園、そして新しいSAKEの可能性を追求するLAGOON BREWERYの3社によるアップサイクルコラボレーション。2025年には試験醸造したプロトタイプが新潟市・村上市の酒販店限定で販売され、イベント等での販売でも好評だったそう。
多くの問い合わせがありながらも少量生産のため広く販売することができなかったそうだが、このたび製法や味わいをブラッシュアップされ、720mlの完成版として一般発売に至った。
2025年のプロトタイプでは梅の印象がやや強かったため、今年は茶とのバランスを見直し、より辛口寄りの味わいに仕上げたとのこと。梅の実由来のやわらかな甘酸っぱさがじんわりと広がり、茶由来の旨味とほのかな渋みがアクセントとなって全体を引き締める。
「ResonEcho 梅と茶」は、新潟清酒やお茶が持つ食中飲料としてのポテンシャルを存分に持っており、単独で楽しむだけでなく、幅広いタイプの食事に合わせて飲むことができる「食中酒」としてのクラフトサケだ。
