女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が小川直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」(総合など)の第102回が18日に放送される。第101回では、シマケンこと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉)の小説が新聞に連載されることが決まり、作家を目指して歩んできたシマケンに大きな転機が訪れた。一方、りんは直美から「看板看護婦」にすると告げられ、看護婦として新たな役割を担うことに。第102回では、シマケンの作家としての道が動き出す一方、りんは男爵家夫人の派出看護を担当し、恵風看護婦会の看護婦たちにも新たな変化が起こる。第101回を振り返りながら、明日の見所を解説する。
朝ドラ「風、薫る」第102回(8月18日放送予定)見所解説
シマケンの小説が新聞で連載されることが決まり、りんとシマケンは喜び合う。リウマチを患う男爵家の宮川佳枝(相田翔子)の派出看護も始まるなか、看護婦・織田しのぶ(木越明)に異変が起こる。シマケンのもとにも「思わぬ来訪者」が訪れて…。
第102回では、シマケンの「小説家になる」という夢が、いよいよ具体的な形になり始める。一方で、りんには看護婦会の将来を左右する重要な仕事が任されることになる。さらに、しのぶの異変やシマケンを訪ねる人物の存在も描かれることから、仕事と人生、それぞれの「選択」が大きく動く回になりそうだ。
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第101回では、看護婦としての道を歩み続けるりんと、作家になる夢に人生を懸けるシマケン、それぞれの生き方が大きく動き始めた。直美は、恵風看護婦会をさらに発展させるため、りんを「看板看護婦」に育てる決意を表明。一方、シマケンは竹内虎太郎(小林虎之介)から厳しい言葉をぶつけられながらも執筆を続け、ついに小説の新聞連載を勝ち取った。第102回では、この2人がそれぞれの道で新たな責任を背負うことになる。
【以下、ネタバレ】
宣言通り、シマケンは小説の執筆に専念し、りんは弁当を届けるなどしてシマケンをそっと支えていた。りんはシマケンを支えながら、家と一緒に暮らし、看護の仕事も続けられる今の生活に満足していた。
ある日、帝都医大附属病院の内科教授・木村文平(前野朋哉)が恵風看護婦会を訪ねてきた。宮川佳枝(相田翔子)という42歳の女性の派出看護を依頼するためで、佳枝はリウマチを患っていた。長期的な看護が必要で、男爵家の夫人ということから、直美は担当にりんを指名した。木村が帰ったあと、直美はりんに「これから元家老の娘・一ノ瀬りんを、うちの看板看護婦にするから」と言った。裕福な患者の家に出入りするには家格や出自が重要で、裕福な患者が増えなければ貧しい人の看護もできないと、直美はりんに説明した。りんは直美の方針を受け入れた。
りんの妹・槇村安(早坂美海)が、2カ月になる長女・律を連れて一ノ瀬家に遊びに来た。母の美津(水野美紀)、りん、環(英梨)は、赤ちゃんを囲んで和やかな時間を過ごした。直美が帰宅すると、軍で炊事当番を務めた経験のある夫の吾郎が夕食の支度を始めていて、直美は吾郎に感謝した。
早朝、シマケンのもとを友人で安の義弟・太一(林裕太)が訪ねてきた。小説を書くのをやめ、出版社の社員として生きることに決めたという。シマケンは、自分で決めたという太一に「すごいな」と驚くが、太一は「すごいのはお前の方だ。書評もやめて追い込んで…」と言い、兄夫婦の生活を見て自分の将来が怖くなったと明かした。太一は「俺だって怖いよ…」と漏らすシマケンに「ごめんな、お前を置いて俺は幸せな凡人になる」と述べた。
りんの幼なじみで、ずっと思いを寄せてきた虎太郎は、相変わらず恵風看護婦会に薬を卸していた。その日、虎太郎は、りんとシマケンが田之上屋で楽しそうに話しているのを見かける。その様子からりんの気持ちを悟った虎太郎は、りんが去ると、シマケンに「付き合ってください。いや、付き合え」と声をかけた。
虎太郎は、本しかない夢で囲まれたシマケンの部屋で2人で酒を飲み、それぞれのりんへの思いを語った。虎太郎は、りんの隣に立てる人物になろうと必死に努力し、働いてきたと振り返った。シマケンは、りんのために書くのをやめて働くこともできない「我欲の塊」だと自分を卑下した。虎太郎は「いっそりんに養われて平気なクズなら俺も笑えるのに」と言った。「笑えない…」と戸惑うシマケンに虎太郎は、「じゃあ努力しろ。血反吐吐くまで努力しろ!」と感情をぶつけ、言い終わるや否や酔いつぶれそのまま寝た。
ついにシマケンの小説が新聞で連載されることが決まった。編集長の綿貫正平(小松和重)は「ここまでくると粘り勝ちだな」とほめ、再来週の月曜から連載が始まると伝えた。シマケンは「よしっ! よしっ!」と珍しくうれしさを爆発させた。

