発売直後にAmazon総合ランキング1位を獲得し、早くも8万部を突破するなど、大きな話題を呼んでいます。
この記事では、前半に本書から『満喫! 花火大会』を掲載。後半ではメロとタビのモデルとなった、まめこさんの実際の飼い猫との関係性や、キャラクターに込められた思い、こだわりの世界観づくりについて、まめきちまめこさんに聞きました。
※本記事は全3回のうちの2本目です
メロとタビは、まめこさんと姉吉さんに似ている?
――『メロとタビ』は、まめこさんの飼い猫のメロちゃんとタビちゃんがモデルですが、実際の姿とはどんなところが似ていますか?まめきちまめこさん(以下、まめきち):メロは食いしん坊で、タビは神経質ってところは一緒です。でもフィクションなので、作品の中では実際の猫とは切り離してますね。
――メロとタビの関係性が、日常漫画での、まめこさんと、姉吉さんの関係に似ている気がするのですが、ご自身ではどう思いますか?
まめきち:『メロとタビ』のエピソードについて、「これ、まめちゃんと姉吉の思い出なの?」と聞かれたりするんですけど、まったく自分たちを重ねてないんです。創作したキャラクターとして完全に動いているので、自己投影みたいなことはないと思います。
――他にも、まめこさんの家の動物たちがモデルになったキャラクターはいますか?
まめきち:迷惑系ヒーローのBBは、一応こまち(まめこさんの飼い犬)です。ポジティブというか、可愛がられすぎて「僕が嫌われるわけがない」という感じだったところを引き継いでます。本人はヒーローだから人助けになると思ってやってるんですけど、周りがそれで迷惑を被ってるのをわかってない(笑)。
あと、優しいおばあちゃん猫のモデルは、シンバ(まめこさんの飼い猫)です。メロとタビの兄弟から広がっていく世界になっているので、BBとおばあちゃん猫は別の場所に住んでる設定になってます。
――現実の世界と、猫たちのファンタジーの世界が一緒になっている感じが面白かったです。どうやってあの世界が出来上がっていったのですか?
まめきち:なんも考えてなかったです、思いつくままに描いてたらそうなりました。
可愛いものは苦手です
――猫たちが使っている家具などのアイデアは、どこから湧くのでしょうか。まめきち:その場で、思いつくままに描いています。ペン入れしている時も、行き当たりばったりで描いているので、このコマでは段ボール製のアイテムなのに、別のコマではプラスチック製になってる、みたいなことがあります。部屋の設定とかはめんどくさくて全然作れないので、可愛いって思ったものを全部描いています。
――もともと、インテリアがお好きなのですか?
まめきち:雑貨とかインテリアはよく見るんですけど、私が好きなのはダークウォールナットとかのクラシカルな落ち着いた部屋なんです。だから、『メロとタビ』の可愛い感じの部屋は実は趣味じゃないんです!(笑)
――まめこさん自身が、描いていて1番気に入っているシーンはありますか?
まめきち:最近の中では、「メロとタビとおさかなくん」の話に出てくる川の絵です。描く前に難しいだろうなと思ったので、Google検索で実際の川の画像をたくさん調べて「綺麗な川って、何色が入っているんだろう?」と考えながら描きました。
でも、基本的に自分で描いた本はあまり見返したりしないんですけど、昔描いた絵を見ると下手くそだなって思います。絵本を描いていたときの、クレヨンとか使ったアナログの絵とか、「なんで、調子こいて個展とかやっちゃったんだろう……」って恥ずかしくなりますが、たくさん読者の人が見に来てくれて楽しんでくれていたようで、良い読者に囲まれているなと痛感しました!本当にありがとう、みんな!

