知人A子さんは不妊治療中なのですが、義母に会うたびに「子供はまだか」と、プレッシャーをかけられます。笑顔でやり過ごしていましたが、あるとき思いがけない人が口を開いて——。
義母からのプレッシャー
結婚4年目で、不妊治療を続けている私にとって、義母と会うことがなによりのストレスでした。
というのも、顔を合わせるたび、義母は妊娠を急かしてくるのです。
「子供のこと、ちゃんと考えてるの? 早い方がいいわよ」
「私のときは、結婚してすぐできたんだけどね」
そう言われるたび、「そうですね」「頑張ります」と笑顔でやり過ごしていましたが、内心は辛くてたまりませんでした。
私だって、早く授かりたいのに。
夫に気持ちを打ち明けたこともありましたが、「母さんも悪気はないから」とやんわりかわすばかり。
彼が庇ってくれることは、ありませんでした。
親戚全員の前で……
ある年の正月、夫の実家に、新年の挨拶に行ったときのことです。
親戚一同が集まる中で、義母がまたいつものように切り出しました。
「今年こそ、孫の顔をみたいわね」
ああ、また始まった。
新年早々、本当に嫌になります。
しかも、親戚全員の前で、こんなデリケートな話をされるなんて、恥ずかしくてたまりません。
だからといって、不機嫌な態度をとるわけにもいかない。
いつものように作り笑顔を浮かべ、「そうですね」と返そうとした、その瞬間――。

