45分間の味わい深い夏の夜空
期間中プラネタリウムでは、「夏の星座」を上映。
代表的な夏の星座である、はくちょう座やさそり座などを紹介。
上映されるプログラムも開設当時からの物で、時代を感じる渋いナレーションとBGMが、懐かしくも新しく感じられます。
見どころは、「新居浜の景色」。
投影される新居浜のパノラマの景色は、開設時の昭和49年の景色が投影され、当時を知る資料としても貴重な存在です。
また、案内人の皆さんの解説も外せません。
優しい語りで紡がれる星の解説は、プラネタリウムが初めての子どもたちにも分かりやすいと評判です。
全72席ある中で、鑑賞におすすめなのは、西側の3列(画像右下部分)。
リクライニングシートも当時のままで、部品を修理しながら使用されているそう。
座り心地もとっても良く、鑑賞中にうっかり寝てしまう方もいらっしゃるとか。
西側の席から眺めた新居浜の風景。
市役所や旧消防署の火の見やぐらの様子も伺えます。
この新居浜の風景から、少しずつ星が瞬く夜空に暗転していく瞬間が幻想的でした。
上映中の様子。
「夏の大三角」として知られる、白鳥座、こと座、わし座からなる星座の連なり。
ドームいっぱいに広がる満天の星は、大人も子どもも思わず惹きつけられます。
ちなみに、以前消防署の職員として勤務していた、中川さんのお気に入りは、「へびつかい座」だそう。
みんなに支えられたプラネタリウム 星座を楽しむ工夫も
開設当初は、1年を通して投影していたプラネタリウム。
市内小学校の授業の一環としても使用され、多くの新居浜市民の思い出の場所でもあります。
訪れる方の中には、「幼い頃よく訪れていて、久しぶりに見に来た」という方も多いらしく、当時を懐かしんでいたそうです。
幼い頃に初めて見た、満天の星空が記憶に残っており、その思い出が足を運ぶきっかけになっているのかもしれませんね。
ピーク時で年間約3000人~4000人が利用していたプラネタリウムも、平成元年には800人を切り、
コロナ禍を経て、令和3年には、242人と過去最少を記録。
「新居浜が誇る貴重なプラネタリウムを、多くの方に知っていただきたい。」
そんな想いから近年では、プラネタリウムのアピールにも力を入れています。
その甲斐もあり、昨年令和7年は来館者が915人にも増えたそう!
中川さん:「私が所長になって2年ですが、プラネタリウムがここまで続いているのは、多くの方に支えられているおかげだと感じています。
50年間変わらないものがここにはあります。
これからも続けていくためにも、ぜひ皆さんのご来場をお待ちしております。」
小学校の学習に使用されていた頃は、運営する先生方で独自の冊子を作成。
星座を眺める小学生たちに、より楽しんで貰う取り組みもされていたとか。
来館記念に、オリジナルステッカーをプレゼント。
上映期間中には星座クイズも開催しており、抽選50名に星座グッズをプレゼント予定です。
プラネタリウムの出入口には、投影する星座の解説を展示。
初めて訪れる方にも分かりやすい説明で、星座鑑賞の振り返りにもおすすめ。
所長の中川さん。
「文センのプラネタリウムは、新居浜が誇るすばらしい文化遺産の一つだと思っております。
懐かしみながら楽しんでいただけたら嬉しいです。」と話します。
今回は、新居浜市民文化センターのプラネタリウムで、夏の夜空を鑑賞しました。
貴重なプラネタリウムから投影される、レトロな夏の夜空は、当時の趣をそのままに、温かみや風情があり、とても素敵な時間でした。
来館者には親子連れの方が多く、中には親子3世代で訪れる方もいらっしゃるそう。
上映時間も45分ですので、小さなお子さんでも鑑賞しやすいのではないでしょうか?
冷房も効いていますので、これからの暑い時期のおでかけにもおすすめです!
この夏は、文センのプラネタリウムで、輝く夏の夜空を、楽しくゆったり鑑賞してみませんか?
