女性ホルモンとむくみの関係性とは?

女性ホルモンは体内の水分バランスにも影響を与えています。特にプロゲステロン(黄体ホルモン)には、体内に水分やナトリウムを保持しやすくする働きがあるため、月経前には手足や顔などにむくみを感じる方も少なくありません。また、妊娠や更年期など女性ホルモンが大きく変化する時期にも、体液バランスが変化し、むくみが現れやすくなることがあります。
一方、むくみの感じ方には個人差があり、月経周期や生活習慣、塩分摂取量、運動量なども影響します。そのため、女性ホルモンだけが原因とは限りません。
女性ホルモンのバランスが乱れるとむくむ原因

女性は、ライフステージや月経周期によって女性ホルモンの濃度などがさまざまに変わります。その結果、むくみが生じることがあります。
月経周期に伴うホルモンの変化
月経前つまり黄体期にはむくみやすくなることがあります。これは、黄体期中期から後期にプロゲステロンの相対的な高まりに起因する場合があります。
妊娠期のホルモンレベルの変化
妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンが大きく変化し、腎機能や循環機能にもさまざまな生理学的変化が起こります。その結果、ナトリウムや水分を保持しやすくなり、体液量が増加するため、妊娠中(約30%)はむくみがみられやすくなります。
更年期の女性ホルモンの変化
更年期にはエストロゲンの分泌が低下し、体内の水分やナトリウムを調節する仕組みに変化が生じます。そのため、体液バランスが変化し、むくみを感じやすくなることがあります。個人差はありますが、更年期のホルモン変化は体液調節にも影響を及ぼすと考えられています。
食欲増進などによる塩分摂取量の増加
プロゲステロンは食欲を増す方に働きます。月経前にはプロゲステロンの働きが優位になるため、ついつい通常よりも食べ過ぎ、塩分過多になりむくんでしまうということもあるでしょう。
低用量ピルの服用
女性ホルモンの乱れということではありませんが、月経前症候群などの治療に用いられる低用量ピルにはむくみなどの副作用があることが知られています。多くの場合は身体が慣れるにつれて改善しますが、症状が強い場合や長く続く場合には処方した医師への相談が望ましいでしょう。

