3. ブランケット・ダウンケット
寝具で重要なのはスペックよりも、状況に応じて調整できる余地である。キャンプ場は夜間の冷え方が読みにくい。天気予報が当たっていても、地形や風で体感温度は変わるし、個人差も大きい。
この“読めなさ”がある限り、寝袋一枚で最適解を作ろうとすると、どうしても外れが出る。

ブランケットは、この外れを吸収する道具だ。肩に掛ける、腰に足す、足先を包む。こうした微調整ができるだけで、眠りの落ち着き方が変わる。
特に寝袋の肩口やジッパー周りは、わずかな隙間風で体感が落ちることがある。ブランケットはその“穴”を塞げる。
4. スリーピングパッド・断熱シート
底冷えは、マットがあるから起きない……とは限らない。
マットが「柔らかさ」を担い、スリーピングパッドや断熱シートが「冷えの遮断」を担う、という役割分担がある。マットの種類によってはクッション性は高くても断熱が弱いことがあり、その場合、寝袋は暖かいのに背中側が妙に冷える、という現象が起きる。

また、地面からの湿気や冷気は、気温よりも「地面の状態」に左右される。芝・土・砂利、同じ気温でも体感が違うのはこのためだ。スリーピングパッドや断熱シートは、そのブレを減らす役割を果たす

