■深くゆったりした呼吸法は良いことずくめ
出産に対する不安や恐怖心が強いと、体がこわばりやすくなり、その結果として痛みをより強く感じてしまうことがあります。実際に出産を経験した人の話を聞くと、お産の最中に気持ちを落ち着かせ、緊張を和らげる方法としてよく挙げられるのが「長く息を吐く呼吸法」です。この呼吸法には、陣痛による苦痛をやわらげるだけでなく、呼吸に集中することで気持ちが落ち着いたと感じる人もいます。
長く息を吐く呼吸法には、ソフロロジー式分娩法やラマーズ法などがありますが、ここではソフロロジー式分娩法について紹介します。
ソフロロジー式分娩法は、「ありのままを前向きに受け入れる」という東洋的な考え方と、欧米で発展したリラクゼーション法を組み合わせたものです。まず大切なのは、自分の心と体が緊張している状態なのか、それともリラックスしている状態なのかを理解すること。こうした気づきを重ねることで、自分に合ったリラックス方法がわかるようになり、お産の際にも落ち着いて対応しやすくなると考えられています。
陣痛が強くなってきたら、骨盤まわりの筋肉をゆるめやすいあぐらの姿勢をとり、ヨガのように深くゆったりとした腹式呼吸を繰り返します。特に息を吐くときは、ろうそくの炎をそっと消すようなイメージで、細く長く吐くことを意識します。一方、息を吸うことは無理に意識しなくても問題ありません。
ソフロロジー式分娩法では、お産の始まりから出産まで、このゆったりとした腹式呼吸を続けることで、心と体の緊張をほぐしながら赤ちゃんの誕生を迎えます。こうした呼吸は体力の消耗を抑える効果も期待されており、出産を乗り切るための助けになるとされています。さらに、呼吸に合わせて赤ちゃんとの対面や出産後の幸せな時間を思い描くなど、前向きなイメージを持つことも大切なポイントです。
参照:
【専門家監修】ソフロロジー式分娩・ラマーズ法の効果は?薬を使わずに陣痛を和らげる方法
【医師監修】いよいよ出産準備、お産にのぞむ“心の備え”とは?
(マイナビ子育て編集部)
