アウトドアから日常生活まで、夏はサンダルを履く機会が増える人も多いでしょう。
シーズンを通して何度も履いたサンダルは、見た目では分からなくても、気づかないうちに劣化が進み、突然靴底がはがれたり滑ったりする可能性があります。
本記事では、『上級シューフィッター』が在籍する株式会社AKAISHI(以下、AKAISHI)に取材を行い、開発部門の増田大勢さんに、サンダルの買い替えサインやケアのコツを聞きました。
サンダルの買い替え目安は?
サンダルは購入から約2〜3年を目安に、状態を確認したうえで買い替えを検討するのがおすすめとのことです。
買い替えを検討すべきなのは、サンダルの見た目が変化した時だけではありません。
ポリウレタンなどの素材は、履いているかどうかにかかわらず、空気中の水分と反応することで劣化が進行する場合があります。
【サンダルの買い替えサイン】
・ベルトや鼻緒のつけ根に亀裂や著しい伸びがある。
・『サンダルの靴底を除いた上部構造=アッパー』や靴底がはがれている。
・靴底が割れている、または崩れている。
・バックルや金具が外れかけている。
・歩行中に足がサンダルから抜けそうになる。
・履くと痛みやぐらつきを感じる。
これらの状態は転倒や怪我につながるおそれがあるため、使用を控えて買い替えを検討しましょう。
撮影:grape編集部
なお、はがれた部分は家庭用接着剤で固定するのはNG。しっかりと固定できず、歩行中に再びはがれる可能性があります。
サンダルの素材ごとの買い替えサインは、以下の表を参考にしてください。
| 素材 | 買い替えサイン |
|---|---|
| ビーチサンダルなどEVA製 | 靴底の溝の減りや鼻緒の伸び。 |
| 合成皮革製 | 表面のひび割れやベルトの伸び。 |
| 天然皮革製 | 手入れをすれば2年以上使用できる場合もあるが、靴底、接着部分、ベルト、クッション材など総合的な確認が必要。 |
素材に合わせたケアのポイント
サンダルを履いた後は乾いた布や、やわらかいブラシで砂やほこりを落とし、汗や水分を残さないよう風通しのよい日陰で乾かすことが大切です。
毎日履く場合は、複数足を交互に履いて内部を乾かす時間を作ることをおすすめします。
撮影:grape編集部
素材別のケアのポイントは、以下のとおりです。
・ビーチサンダルやEVA、ゴム素材
水や薄めた中性洗剤で洗える場合が多く、洗った後はタオルで水分を拭き取り陰干ししてください。
・合成皮革
やわらかい布で乾拭きし、汚れが強い場合は薄めた中性洗剤を布に含ませて拭き取ります。
・天然皮革
ブラシでほこりを落とし、革の種類に合ったクリーナーや保革剤を少量使いましょう。
撮影:grape編集部

