口内炎の薬にはどのような種類がある?選び方や使い方、受診の目安を解説

口内炎の薬にはどのような種類がある?選び方や使い方、受診の目安を解説

口内炎ができると、食事や会話のたびに痛みが気になり、市販薬を使おうか迷う方も多いでしょう。口内炎の薬には、塗り薬や貼り薬など、いくつかの種類があり、症状やできた場所によって選び方が変わります。ただし、薬を使っても治らない場合や、長引く場合には、ほかの原因が隠れていることもあります。ここでは、口内炎に使われる薬の種類や選び方、使い方、受診の目安について解説します。

松浦 京之介

監修歯科医師:
松浦 京之介(歯科医師)

歯科医師。2019年福岡歯科大学卒業。2020年広島大学病院研修修了。その後、静岡県や神奈川県、佐賀県の歯科医院で勤務。2023年医療法人高輪会にて勤務。2024年合同会社House Call Agencyを起業。日本歯科保存学会、日本口腔外科学会、日本口腔インプラント学会の各会員。

口内炎に使われる薬の種類

口内炎に使われる薬の種類

口内炎の薬には、いくつかのタイプがあります。ここでは、薬の種類について解説します。

口内炎にはどのような薬がありますか?

口内炎に使われる薬には、いくつかのタイプがあります。よく知られているのが、炎症を抑える成分を含む塗り薬です。患部を覆って刺激から守るタイプや、殺菌をねらったうがい薬、スプレータイプのものもあります。また、患部に貼って保護する貼り薬もあります。これらは、痛みをやわらげたり、治りを助けたりする目的で使われます。さらに、口内炎を繰り返す場合には、ビタミンなどを補う飲み薬がすすめられることもあるでしょう。市販されているものもあれば、医療機関で処方されるものもあります。どのタイプが向いているかは、症状や口内炎のできた場所によって変わります。口内炎の原因には、疲れや栄養の偏り、粘膜への刺激などが関わるとされ、原因によって向いている薬が異なることもあるでしょう。まずは、どのタイプの口内炎かを見極めることが、薬選びの手がかりになります。使う前に、成分や対象となる症状を確認しておくと安心です。選び方に迷うときは、薬局の薬剤師や医療機関に相談してみてください。

塗り薬・貼り薬・スプレーの違いはありますか?

塗り薬は、患部に直接塗って使うタイプです。指や綿棒で塗ることが多く、場所を選ばず使いやすい点が特徴です。貼り薬は、患部にシートを貼って覆うタイプで、刺激から患部を守りながら成分をとどめやすいとされています。食事などの刺激が気になる場所に向くこともあるでしょう。スプレーは、患部に吹きつけて使うタイプで、奥のほうや、手が届きにくい場所にも使いやすい点が特徴です。それぞれ、使い心地や使いやすい場所が異なります。口内炎のできた場所や大きさ、生活スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。また、味やにおいが気になる場合や、使う頻度によっても、選びやすいタイプは変わってきます。実際に使ってみて、続けやすいものを選ぶのも一つの方法です。使い方に迷うときは、購入時に薬剤師へ相談すると安心です。

口内炎の薬の選び方と適切な使い方

薬を使うかどうかや、選び方には、いくつかのポイントがあります。ここでは、薬の選び方と使い方について解説します。

口内炎は薬を使うと早く治りますか?

口内炎の薬は、痛みをやわらげたり、患部を保護したりすることで、つらさを軽くする助けになります。炎症を抑える薬によって、治りをサポートすることも期待されています。ただし、薬を使えば早く治る、と言い切れるものではありません。口内炎の治り方には個人差があり、原因や体調によっても変わります。多くの口内炎は、1週間から2週間ほどで自然に治っていくとされています。薬は、その間の痛みや不快感をやわらげる役割が中心と考えておくとよいでしょう。また、口内炎ができているあいだは、香辛料の強いものや、熱いもの、硬いものなど、刺激になりやすい食べ物を控えると、痛みをやわらげやすくなります。睡眠不足や疲れがたまっていると、治りにくくなることもあるとされ、体調を整えることも回復を後押しします。早く治したい場合は、薬を使うとともに、睡眠や食事を整え、患部を刺激しないように過ごすことも大切です。

薬を使った方がよいケースを教えてください

口内炎の薬を使った方がよいのは、痛みが強く、食事や会話に支障が出ている場合です。痛みで食べられない、しみて不快といったときは、薬で症状をやわらげることで、過ごしやすくなることがあります。また、患部が刺激を受けやすい場所にある場合や、なかなか治りにくいと感じる場合にも、薬が役立つことがあるでしょう。痛みの感じ方や生活への支障は人によって異なるため、自分の状態に合わせて判断することが大切です。一方、症状が軽く、生活に支障がない場合は、無理に薬を使わず、様子を見ることもできます。口内炎は自然に治っていくことも多いためです。また、市販薬を使っても改善が見られないときは、そのまま使い続けるのではなく、いったん立ち止まって相談することが大切です。薬を使うかどうか迷うときや、症状が強いときは、薬剤師や医療機関に相談して選ぶと安心です。

症状に合った薬はどのように選べばよいですか?

症状に合った薬を選ぶには、口内炎のタイプや、できた場所を確認することが大切です。一般的な口内炎には、炎症を抑える塗り薬などが使われることが多いとされています。患部を刺激から守りたい場合は貼り薬、奥のほうや広い範囲にはスプレーというように、場所や目的に合わせて選ぶとよいでしょう。また、口内炎を繰り返す場合や、体調の影響が考えられる場合には、ビタミンを補う飲み薬が向くこともあります。市販薬には、さまざまなタイプがあり、成分や使い方が異なります。子どもや高齢の方が使う場合は、年齢に合った製品かどうかも確認しておきましょう。自分の症状に合うものがわからないときは、薬局で薬剤師に相談すると、選びやすくなるでしょう。

使用時の注意点を教えてください

薬を使うときは、まず、記載された用法や用量を守ることが大切です。塗りすぎたり、頻繁に使いすぎたりしても、効果が高まるとは限りません。使用の前には、手や患部を清潔にしておくと、雑菌が入るのを防ぎやすくなります。また、薬を使って、かゆみや腫れ、発疹などの症状が出た場合は、使用を中止し、医療機関や薬剤師に相談してください。決められた期間を使っても症状がよくならない場合も、そのまま使い続けず、一度相談することが大切です。また、口内炎の薬は、あくまで症状をやわらげるためのものです。使いながらも、生活習慣を整え、患部を刺激しないように過ごすことが、治りを助けます。使用中に気になることがあれば、記録しておくと、受診や相談の際に伝えやすくなります。ほかに使っている薬がある場合や、持病がある場合、妊娠中の場合などは、購入時や受診時にあらかじめ伝えておくと安心です。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。