薬を使っても治らないときの受診の目安

薬を使っても治らないときは、受診を考えることも大切です。ここでは、受診の目安について解説します。
口内炎の薬を使っても治らない場合は何科を受診すればよいですか?
口内炎の薬を使っても治らない場合は、歯科や口腔外科、耳鼻咽喉科などで相談できます。お口のなかの症状を専門的に診てもらえるため、口内炎の状態や原因を確認しやすくなります。また、かかりつけの歯科医院があれば、まずそこで相談するのもよいでしょう。全身の症状をともなう場合や、原因がはっきりしない場合には、内科で相談することもあります。どの科を受診すればよいか迷うときは、まず身近な医療機関に相談すると、必要に応じて適した診療科を案内してもらえるでしょう。受診の際には、いつからできているか、痛みの程度、繰り返しているかなどを伝えると、状態を把握してもらいやすくなります。症状が続くときは、自己判断で市販薬を使い続けず、早めに受診することが大切です。
長引く場合、口内炎以外の病気の可能性もありますか?
口内炎が長引く場合には、口内炎以外の原因が隠れていることもあります。一般的な口内炎は、1週間から2週間ほどで治っていくことが多いとされています。2週間以上治らない、同じ場所に繰り返しできる、だんだん大きくなるといった場合は、注意が必要です。なかには、お口の粘膜の病気や、全身の状態が関わっていることもあります。まれではあるものの、口腔がんなど、ほかの病気が見つかることもあると報告されています。気になる症状のすべてが重い病気というわけではありませんが、長引く場合は、自己判断せず、医療機関で確認を受けることが大切です。特に、痛みが少ない場合でも、治りにくい変化が続くときは注意しておきたいものです。早めに相談することで、原因を調べ、必要な対応につなげやすくなります。
編集部まとめ
口内炎の薬には、炎症を抑える塗り薬や、患部を保護する貼り薬、スプレー、うがい薬、繰り返す場合の飲み薬など、いくつかのタイプがあります。薬は、痛みや不快感をやわらげ、治りを助ける役割が中心で、使えばすぐに治るというものではありません。症状やできた場所に合わせて選び、用法や用量を守って使うことが大切です。薬を使っても治らない、2週間以上長引くといった場合は、歯科や口腔外科などで相談しましょう。まれにほかの病気が隠れていることもあるため、長引く症状は、自己判断せず早めに受診することが大切です。気になる症状があるときは、ひとりで悩まず、薬剤師や医療機関に相談してみましょう。
参考文献
難治性口腔咽頭潰瘍で受診した症例の検討
再発性アフタと潰瘍を伴う疾患
MS-Antigenによる慢性再発性アフタ性口内炎の治療

