結婚生活では、ささいなことがきっかけですれ違ってしまうことがあります。私たち夫婦も、小さな不満をため込んでしまったことで、大げんかになったことがありました。しかし、その翌朝に夫から聞いた本音が、夫婦の関係を見つめ直すきっかけになったのです。
冷蔵庫に貼られた一枚のメモ
結婚して2年ほど経ったころのことです。私たちは共働きで、お互い仕事に追われる毎日。家では必要最低限の会話だけで、一日が終わってしまう日も少なくありませんでした。
そんなある日、冷蔵庫に一枚のメモが貼られていることに気づきました。そこには、夫の字で短いメッセージが残されていたのです。
「使った食器くらい洗ってほしい」
そのメッセージを見て、一瞬でモヤッとしてしまいました。
たしかに仕事で疲れている日は、夕食後の食器を翌朝までそのままにしてしまうこともありました。でも、直接言わずにメモで伝えられたことが、とても冷たく感じたのです。
小さな不満が大きな口論に
その日の夜、私は夫に「こんな伝え方しなくてもよくない?」と気持ちをぶつけました。すると夫は、「何回言っても変わらないから書いた」と、不機嫌そうに返してきたのです。
そこから言い合いになり、話は食器のことだけでは終わりませんでした。
家事の分担や生活態度など、これまで口にしてこなかった不満がお互い次々とあふれ出し、私は「こっちだって疲れてる」と感情的に。夫も「俺ばかり我慢してる」と声を荒らげました。
今思えば、どちらが悪いというより、お互いに余裕がなく、小さなストレスが積み重なっていただけだったのだと思います。
結局、その日はほとんど会話をしないまま眠りにつきました。

