区役所のレストランが、19世紀フランスのポスターで満たされる
同時開催の「ミュゼみやまえ」にも注目。宮前区役所2階のレストラン(現在は食堂事業を休業中)が、期間限定のミニミュージアムに生まれ変わる。
展示されるのは、川崎市市民ミュージアムが所蔵する19世紀末から20世紀前半のフランスのグラフィックポスター(複製)だ。嗜好品や旅行、演劇など、当時のパリの人々が楽しんだレクリエーションの広告が並ぶ。アール・ヌーヴォーの華やかな曲線や、リトグラフならではの色彩のにじみ——100年以上前のグラフィックデザインが、川崎の区役所という意外な空間で息を吹き返す。
さらに期間中は、川崎浮世絵ギャラリーによる浮世絵作品のレプリカも展示される。フランスのポスターと日本の浮世絵。どちらも「大衆のための視覚芸術」という共通点を持つ表現形式であり、その並置には思わぬ対話が生まれそうだ。

放送作家・倉本美津留さんと「宇宙人」をつくるワークショップ
関連イベントとして、9月6日(日)には「宇宙人レシピ」ワークショップが開催される。
ファシリテーターは、「ダウンタウンDX」や「シャキーン」などを手がけた放送作家の倉本美津留さん。参加者は「宇宙でたったひとつの自分だけの宇宙人キャラクター」をつくる。笑って、歌って、自分とみんなの個性を味わう——そんな体験型のプログラムだ。
「宇宙人をつくる」という一見キャッチーなテーマの裏には、「自分の個性をかたちにする」というアートの根本的な営みがある。プロの作家ではない人たちが、自分だけの表現を見つけていくプロセスは、まさにこの「つながるみんなのアート展」全体のテーマと響き合っている。
場所は宮前区役所4階大会議室、定員30組程度。9月1日までに申込が必要で、応募多数の場合は抽選となる。

