「みいちゃんと山田さん」アニメ化に育成会連合会が意見書 投げかけた3つの注文

「みいちゃんと山田さん」アニメ化に育成会連合会が意見書 投げかけた3つの注文

漫画『みいちゃんと山田さん』のアニメ化をめぐり、知的障害のある人の権利擁護に取り組む「全国手をつなぐ育成会連合会」(会長・佐々木桃子)が8月19日、意見書を公表した。

意見書は、表現の自由が憲法で保障された権利であることに触れ、「本会として一律に映像化を反対する立場は取りません」とのスタンスを示したうえで、制作側の過去の言動などへの懸念を挙げ、製作委員会に対して3つの注文をつけた。

アニメ化の「意義」の説明、助言を得るという「専門家」の中身の説明、レーティング(年齢対象の表示)への配慮の主に3点を求めている。

●「一律に反対する立場は取りません」

意見書を通じて、育成会連合会は自らの立ち位置をこう説明する。

「本会は、知的障害者の権利擁護を活動の主軸とする団体であり、本意見もその立場に立って表明するものです」

そのうえで、表現をめぐる判断には慎重な姿勢を示した。

「他方で、法令の順守は重要なことであり、特に表現の自由については憲法で保障されている権利ということを踏まえ、本会として一律に映像化を反対する立場は取りません」

●作者と出版社、それぞれの言動に懸念

意見書では、作者と出版社の言動に懸念が示された。

作者については、認知機能・知的機能が低下した状態を「みいちゃん化」と表現しているほか、作者自身が以前のペンネームであると明示している名義でも、特別支援学級をネガティブに捉えた作品が確認されている、と指摘している。

出版社である講談社についても、過去に公開されていた動画で編集部員が 「人の不幸話はめちゃくちゃ楽しい」「誰かが可哀想な目に遭うところを見たい」などと発言していたことが確認されたとする。

「知的障害が強く想起される『みいちゃん』および障害者の人格と個性を尊重しているとは言いがたく、いわば『面白おかしく』扱った上でエンターテインメント化している、もしくはエンターテインメント化することを容認していることが強く懸念されます」(意見書)

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