社会人になりたての頃は、知らないマナーや慣習に戸惑うことも少なくありません。後から思い返すと思わず赤面してしまいそうな失敗も、誰もが一つや二つは経験があるのではないでしょうか。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。
息を切らして会場へ
社会人になって2年目、初めて会社関係の立食パーティーに参加した時のことです。
その日は仕事が長引き、会場へ着いたのは開始時間ぎりぎり。
駅から走ってきたせいで息は切れ、喉はカラカラでした。
慌てて受付を済ませると、スタッフの方がすぐにシャンパンのグラスを渡してくれました。
当時の私は「なんて気が利くんだろう」と、疑いもせずに勢いよく飲み干してしまいました。
上司の声で凍りつく
渇いた喉に染み渡る炭酸。
よく冷やされたシャンパンにうっとりしながら、私は思わず大きく「ふぅ~」と息をつきました。
周囲の状況を全く見ていなかった私は、自分がどんな行動をとっていたのか、まったく気づいていなかったのです。
しかしその直後、慌てた様子の上司が駆け寄ってきました。
「ちょっと待って! それ、乾杯用だから!」

