「ぽっこりお腹」になってきた時の対処法はご存じですか?医師が解説!

「ぽっこりお腹」になってきた時の対処法はご存じですか?医師が解説!

「ぽっこりお腹」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「ぽっこりお腹」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

痩せ型なのですが、お腹だけがぽっこりしているのはなぜでしょうか

齋藤 雄佑(医師)

痩せている方でもお腹だけがぽっこりと目立つことは珍しくありません。主な原因として、腹筋の筋力が低下し、内臓を定位置に支えきれず下がってしまう「内臓下垂」が考えられます。また、猫背や「反り腰」といった姿勢の悪さが、お腹が前に突き出る原因となることも少なくありません。そのほか、痩せている方でも便秘に悩む方は多く、腸内に便やガスが溜まることでお腹が張っている可能性もあります。

少し食べただけでもお腹がぽっこりするのはなぜでしょうか

齋藤 雄佑(医師)

食後に下腹部がぽっこりと出るのは、胃の膨張や腸の動きである程度は自然な現象です。しかし、食べた量に対して極端に出る場合、内臓下垂や腹筋の筋力低下によって胃が下がった位置で膨らむ(胃下垂)ため、目立ちやすくなっている可能性があります。また、早食いや空気を飲み込む癖(呑気症)、あるいはイモ類や炭酸飲料などガスが発生しやすい食品の摂取によって、胃や腸にガスが溜まっていることも原因として考えられます。

下っ腹がぽっこり出ている原因は何でしょうか

齋藤 雄佑(医師)

下っ腹がぽっこりする原因は運動不足や食生活による「皮下脂肪」の蓄積が考えられます。特に女性は皮下脂肪がつきやすい傾向があります。それに加えて、腹筋の筋力低下による「内臓下垂」や、骨盤の歪みによる「姿勢の問題」も、下腹部が突き出て見える大きな原因です。また、「便秘」によって腸内に便やガスが溜まっている状態も、下腹部の張りを引き起こします。女性の場合、これらに加えて、生理周期に伴うホルモンの影響(むくみや便秘)や、産後の腹直筋離開、あるいは子宮筋腫や卵巣腫瘍といった婦人科系の病気が隠れている可能性も考慮する必要があります。

下腹部に脂肪がついてぽっこりしている人におすすめの筋トレはありますか?

齋藤 雄佑(医師)

下腹部の脂肪を減らすためには、まず食事の見直しと、ウォーキングなどの「有酸素運動」で体の脂肪を燃焼させることが基本となります。その上で、「筋力トレーニング」を組み合わせることは非常に有効です。おすすめのトレーニングとしては、プランクやスクワットがおすすめです。プランクはうつ伏せで、肘とつま先だけで体を支えるものです。週2−3回程度1日20-30分の運動をやりましょう。スクワットは膝が前に出ないようにして、無理のない高さで行いましょう。腰を痛めないよう、正しいフォームで行うことが最も重要です。

まとめ ぽっこりお腹は様々な原因のサイン

この記事では、「ぽっこりお腹」について、考えられる原因やご自身でできる対処法、そして注意すべき病気のサインについて解説しました。ぽっこりお腹の原因は、多くの方が想像する「脂肪の蓄積」だけではありません。内臓下垂、便秘、姿勢の悪さなど、様々な要因が複合的に関わっていることが多くあります。また、女性特有の婦人科的疾患の可能性もあります。男女ともに見られる内臓脂肪の蓄積、そして時には「腸閉塞」や「大腸がん」といった病気が原因となる事もあり注意が必要です。多くの場合、ぽっこりお腹は、食事の見直しや適度な運動といった「生活習慣の改善」によって、予防・改善が期待できます。しかし、いつもと違う症状や、急激な変化がある場合は、自己判断は非常に危険です。気になる症状が続く場合や、ご自身のぽっこりお腹の原因が何なのか不安な場合は、決して放置せず、お近くの内科、消化器内科、あるいは婦人科などの専門医にご相談ください。

配信元: Medical DOC

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