「まとめ買いした野菜を、気づけばしなびさせてしまった」「安いときに買いたいけれど、使い切れるか不安」。物価高騰が続く今、そんな思いを抱く人は少なくないのではないでしょうか。
そんなお悩みには、管理栄養士・野菜ソムリエプロ・冷凍生活アドバイザーという3つの資格を持ち、SNS総フォロワー数14万人超(2026年8月時点)の小島香住さんがお答えします。
かつては小島さん自身も野菜を使いこなせず苦手意識を抱いていたこと、そして野菜は「がんばって食べるもの」ではなく、少しの工夫で気軽に楽しめるものだと気づいた経験を持っているため、きっと多くの方の暮らしに寄り添ってくれるでしょう。
野菜の“気になること”が、一冊に
小島香住さんの著書『野菜を買ったら図鑑 - 野菜が10倍おいしくなる保存法と64のレシピ -』(ワニブックス)は、野菜ごとに「保存方法」「下処理」「旬」「主な栄養素」「選び方」「おいしい食べ方」がまとまった“図鑑”です。
簡単に長持ちさせるテクニック、春夏秋冬のレシピ、健康や美容につながる栄養の話まで、野菜の“気になること”がひととおり収められています。レシピは全部で64品で、果物を日常的に楽しむヒントも収録。
「きゅうりは冷凍が正解」「キャベツは丸ごと買いがおすすめ」「にんじんは皮をむかなくていい」——そんな、知っているようで知らなかった野菜の扱い方が並びます。
今回は、今が旬の夏野菜(ピーマン・きゅうり・オクラ)を例に、本書にて解説されている保存・下処理のコツとおすすめレシピをご紹介!
▼ピーマンは、種とワタに栄養が詰まっているピーマンの種とワタは、取り除いてから使うのが当たり前と思っていた人も多いはず。ですが本書によると、種やワタには果肉よりも栄養が多く含まれるのだそう。捨ててしまいがちな部分に、実は栄養が詰まっているというわけです。
とはいえ、料理によっては下ごしらえで取り除きたいもの。特に小さいお子さんなど苦いものが得意でない方もいますよね。本書では、種とワタをきれいに取り除く方法や効果的な保存の仕方が、写真つきで紹介されています。

簡単なのに、思わずやみつきになってはまってしまう絶品レシピもご紹介。
▼きゅうりは「冷凍」でもっと便利に
水分が多く傷みやすいイメージのきゅうり。おすすめは「冷凍」。丸ごと1本冷凍した場合は、半解凍の状態でカットでき、塩もみしたような食感を楽しめ、スライスして塩もみして冷凍した場合は、自然解凍でそのままサラダなどに使えるそうです。すぐ使う場合の保存のコツも紹介されています。

なお、きゅうりをすぐに使う場合にご紹介したいレシピは、チャーシューとのごま和え。きゅうりとチャーシューを細切りにして、家にある調味料で和えるだけ。ドレッシングは市販品を使ってもいいですが、手作りする方法も掲載されています。
▼オクラはカリカリ揚げで新食感
本書ではオクラの下処理「板ずり」から丁寧に解説。冷凍保存にも向いており、凍ったまま汁物やそうめんの具に使えます。
そのオクラを主役にした一品が「唐揚げ」。板ずりして下味をなじませ、片栗粉をまぶして揚げ焼きにすると、ネバネバとはひと味違う、カリカリの新食感に仕上がります。
夏だけじゃない、一年中使える一冊
ここでは夏野菜を取り上げましたが、『野菜を買ったら図鑑』が扱うのは一年を通じて出回る野菜です。秋冬に旬を迎えるだいこんやれんこん、通年手に入るキャベツやにんじんまで、幅広く収録。
「にんじんステーキ」「れんこん食べつくしバーグ」「新玉ねぎの丸ごと炊き込みごはん」など、季節を問わず作れるレシピも並びます。買ってきた野菜の使い方に迷ったとき、そのつど開ける一冊です。

