《ネタバレあり》渦中の『みいちゃんと山田さん』(亜月ねね)最終話が無料配信 アニメ化を巡る物議と衝撃の結末を振り返る

《ネタバレあり》渦中の『みいちゃんと山田さん』(亜月ねね)最終話が無料配信 アニメ化を巡る物議と衝撃の結末を振り返る

8月23日、大ヒット漫画『みいちゃんと山田さん』(亜月ねね作)の最終話(第37話)が、講談社のマンガアプリ「マガジンポケット(マガポケ)」で無料配信された。

連日SNS等で大きな話題を呼び、読者の間で賛否両論を巻き起こした衝撃のラスト。無料公開のタイミングに合わせて、改めて本作がどのような結末を迎えたのか、最終話のあらすじを振り返る。

異例の事態へ発展した「アニメ化」を巡る経緯

本作は物語の結末のみならず、その制作背景でも現在大きな物議を醸している渦中にある。完結直前の7月26日に「2027年のアニメ化」が発表されたが、直後からSNS上で制作サイドの姿勢に対する批判が噴出した。

具体的には、作者の亜月ねね氏が過去に「ダイアナ」名義でパパ活や売春等を扱うWeb漫画を投稿し、不適切な活動をしていたこと。そして、講談社の担当編集者が過去の動画で「みいちゃんが可哀そうな目に遭うところが見たい」「堕ちていくのを見たい」などと、面白半分に語る発言をしていたこと(動画は現在削除)が明るみに出たためだ。

批判を受け、アニメ製作委員会は翌7月27日に「専門家の助言等も得ながら慎重に制作を進める」とする声明を発表したが、事態は収束しなかった。8月19日には、知的・発達障害のある人や子どもの権利擁護に取り組む「全国手をつなぐ育成会連合会」が、本作のアニメ化に関する意見書を公表する事態へと発展した。

意見書では、表現の自由を尊重し一律反対はしないとしつつも、制作者側の過去の言動を「障害者の人格と個性を尊重しているとは言いがたい」と痛烈に批判。現実社会で「みいちゃん」という言葉が蔑称として使われている深刻な実態も明かし、アニメ化の意義の説明や、地上波放送の回避を含む適切なレーティングを強く求めている。

こうした制作側のモラルや人権意識が厳しく問われる中での、最終話の無料公開となった。

🚨 以下の内容は最終話の重大なネタバレを含みます。ご自身の目で結末を確かめたい方は注意してください。

【最終話のあらすじ】

亡き友との約束と漫画家への道 物語は9年前へと遡る。みいちゃんが亡くなった直後、悲しみと絶望の中にいた山田さんだったが、生前みいちゃんと交わした「いつかみいちゃんのこと漫画に描いてね」という約束を思い出す。彼女はみいちゃんをこの世に残すため、日常系漫画『ミイミイの冒険』の連載をスタートさせる。その過程で、過干渉だった毒親の母親への感情にも区切りをつけていた。

連載打ち切りと心身の限界 時は流れ8年後の2022年。極端な体重の増減を繰り返し、かつての面影がないほど激太りしてしまった山田さんは、無情にも連載打ち切りを告げられる。歌舞伎町で若者から容姿を嘲笑されても静かに現実を受け止め、彼女は命を削るように最終回の執筆に向かう。

明かされた「空白のコマ」の真実 執筆中、母からの呼びかけによって、山田さんの本名が「美咲」であり、家庭内での愛称も同じ「みいちゃん」だったことが判明する。別れ際、読者の間で最大の謎とされていた「空白のコマ」で山田さんが伝えていたのは、「私も『みいちゃん』って呼ばれてたの」という事実だった。それを聞いたみいちゃんの「みいちゃんと山田さんは、ずっと一緒だったんだね」という言葉は、同じ名前であることを喜ぶ無邪気な発見だったのだ。

衝撃と涙の結末 限界を超えた体でネームを描き進めていた山田さんは、次の瞬間、突然デスクに突っ伏して絶命してしまう。母が救急車を呼びに走る中、山田さんの元へ天国のみいちゃんが迎えに現れる。若く美しい姿に戻った山田さんが、みいちゃんが差し伸べた手を力強く握り返すという、切なくも衝撃的な最期で物語は幕を下ろした。

配信元: iza!

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