撮影部位によって異なるCT検査の費用と、検査前日から当日にかけての流れや注意点を詳しく説明します。
※この記事はメディカルドックにて『「CT検査」は部位によって「費用」が異なる?発見できる病気なども医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
木村 香菜(医師)
名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。
CT検査とは?
CT検査は、Computer Tomography、コンピューター断層撮影検査のことです。X線を体の周囲から当てることで、体の輪切りの断面の画像を作成することができます。今回の記事では、CT検査ではどれくらいの費用がかかるのかについて解説します。
CT検査は部位によって費用は異なるの?
CT検査は、撮影する部位によって診療報酬点数が加算される場合があります。
【脳】CT検査の費用
一般的な脳のCT検査の場合、先ほどお示ししたような金額となります。一方、脳槽(のうそう)CTという検査の場合には、約2倍の診療報酬点数(2,300点)となります。そのため、費用も10,000円から20,000円程度になるかと考えられます。なお、脳槽CTとは、脳の周囲を満たしている脳脊髄液が溜まる部分である脳槽の様子を調べることができます。正常圧水頭症などの脳脊髄液の循環障害などの診断に用いられます。
【胸部】CT検査の費用
胸部CTでは、肺がんや肺炎などの呼吸器の疾患を詳しく調べることができます。費用は、3割負担の場合には単純CTで6,000円程度、造影剤を使ったCTで9,000円程度です。
【心臓】CT検査の費用
心臓の病気を調べるための冠動脈CT検査は、600点が所定点数に加算されます。そのため、何らかの心臓の疾患が疑われた場合に保険適用となり、その方が3割負担の場合には、12,000円程度となるでしょう。

