鍵握る劉銘軒(リュウ・ミンシュエン)
公安からの情報漏洩という国家機密に関わる事態を重く見た別班の司令・櫻井里美(キムラ緑子)は、野崎がシンシーと接触していることを知っていたとみられる佐野を確保し、尋問にかける。そこで佐野は、野崎がシンシーへの極秘潜入任務に就いていることを明かした。さらに、別班員5人の拉致も、野崎がシンシーから信用を得るための作戦の一環だったと説明。これまで“裏切り”と見えていた野崎の行動には、組織内部へ入り込むための明確な目的があった。
佐野は続けて今回の潜入任務につながる5年前の出来事を語り始める。当時、野崎は北京の日本大使館にリエゾンとして駐在する一方、裏では北朝鮮に対する諜報活動に従事していた。そして野崎の下で働いていたエージェントとして、張競士(チョウ・ケイシ)と劉銘軒(リュウ・ミンシュエン)の2人の名前が明かされたところで第15話は幕を閉じた。
リュウは、第1シーズン第7話で野崎が乃木に語った、かつての部下として登場していた人物。野崎が「俺にとっての唯一の失敗だ」と死を悔やんでいたリュウの名が、5年後の現在につながる物語で改めて浮上したことで、野崎とシンシーの因縁を読み解く重要人物として位置づけられる展開となった。
第15話は、野崎の“裏切り”疑惑に一つの答えが示される一方、その潜入任務の背景にある5年前の出来事と、シンシー内部で待ち受けるポリグラフ試験という新たな謎が提示された。外側から事件の全容を追う乃木と、敵の内部に潜り込んだ野崎という2つの視点が交差し始め、第16回(30日放送予定)以降は5年前の出来事とシンシーの正体が、より深く物語の核心へ結びついていく。

