膵臓がんの抗がん剤の副作用とは?メディカルドック監修医が膵臓がんの抗がん剤の副作用が現れる原因を解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「膵臓がんで抗がん剤」を投与するとどんな「副作用」が現れるかご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
齋藤 雄佑(医師)
日本外科学会外科専門医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。
「膵臓がん」とは?
膵臓がんは、膵臓内の膵管という管の細胞から主に発生する悪性腫瘍です。膵臓がんの明確な原因は完全には解明されていませんが、喫煙、大量の飲酒、肥満、糖尿病、慢性膵炎、膵臓の嚢胞性病変、家族に膵臓がん患者がいることなどがリスク要因とされています。これらの要因がある人では膵臓がんを発症するリスクが高いことがわかっています。
「抗がん剤」とは?
抗がん剤は、がん細胞の増殖を抑えたり、がん細胞を死滅させたりすることで、がんの進行を食い止める薬のことです。がん細胞は、正常な細胞に比べて非常に速く増殖するという特徴があります。抗がん剤は、この増殖のメカニズムを標的にして作用することで、がんの治療に用いられます。しかし、抗がん剤はがん細胞だけでなく、正常な細胞にも影響を及ぼしてしまうため、さまざまな副作用が現れることが少なくありません。特に、細胞分裂が盛んな骨髄や消化管の粘膜、毛根などに影響が出やすく、これが副作用の主な原因となります。

