食べたほうが良いのは?
妊娠中の食事で大事なことは、やはりバランスのいい食事です。中でも積極的に摂取してもらいたいのが、良質なタンパク質(魚、肉、大豆製品)やビタミン、ミネラル(カルシウム、マグネシウム、鉄、カリウムなど)、食物繊維です。
妊活中から気を使いたいのが葉酸。脳神経など神経系や脊髄の形成に必要となり、妊娠中にサプリメントで摂取する方も多い栄養素。何でも摂りすぎはよくないですが、用量を守っていれば大丈夫です。中期以降、サプリを飲むより葉酸含有量の多いアボカド、ホウレンソウ、アスパラ、イチゴなどの食品で摂ることをおすすめします。

不足しがちな栄養は?
サプリメントで摂取している妊婦さんも多いビタミンやミネラルは、比較的摂れている栄養素。一方、意外と不足しているのが良質なたんぱく質です。火を通してあるサバやイワシ、赤身魚、納豆などに豊富に含まれています。
アトピー性疾患を気にして卵や牛乳などを避けるということも多いですが、「予防にはならない」との研究結果が出ています。妊婦さんが食物アレルギーの場合以外は、特別な食事制限などは必要ありません。ただ、卵などは生より火を通した方がいいでしょう。
