オーガニックでも農薬使用できる
認定基準の中には、原則として化学的肥料及び農薬は使用しないこと、とあります。化学合成農薬は使用できませんが、JAS法で定めたガイドラインでは、20種類以上の農薬が使用できることになっています。
つまり、オーガニックとは必ずしも農薬不使用ではないのです。
無農薬の意味とは?
ちなみに、無農薬、という言葉は、作物から農薬が検出されない、ということではありません。
例えば、栽培前の段階から土壌に農薬が残っていると、作物から農薬が検出されることもあります。
また近隣の田畑で使用している農薬が入り込む場合もあります。つまり栽培期間中に農薬を使用していなかったのに、農薬が検出されてしまうと、無農薬とはいえないということになります。
そういった背景があり、現在では、栽培において農薬を使用していない場合は、「農薬:栽培期間中不使用」と表記し、無農薬と表示することは禁止されております。