●遠距離の移動は母乳ママの大敵
帰省などによる遠距離の移動も、母乳ママにとって厳しい条件が重なります。乗り物を使った赤ちゃん連れのお出かけは、思った以上に疲れるもの。授乳のタイミングがとれず、間隔があいてしまうのもおっぱいにはよくありません。寒い季節、体の冷えも心配です。
「鉄道でも車でも、遠距離を移動するときは、授乳できる場所や時間を考慮に入れて、計画を立てましょう。周りに気兼ねなく授乳できる車両を利用するのも手です。また、移動中の防寒対策も忘れずに。特に下半身を冷やさないことが重要です。タイツやレッグウォーマー、靴用カイロやムートンブーツなどもいいですね。この時期は、出先で授乳するとき、背中が冷えてしまうこともあります。使い捨てカイロを背中、下腹部に貼るのもおすすめです」
「たくさんのお母さんたちを見てきた経験からいえるのは、母乳の詰まりは、おっぱいにとって、よくない条件が重なったときに起こりやすいということです」と平出さん。
なるほど、何かマイナスのことがあっても、ほかの条件をプラスにすることで、詰まりの予防ができそうです。
赤ちゃんのいるはじめての年末年始、賢く過ごして楽しい時間にしたいですね。
(文・やまもとさくら+クレッシェント)
