
――ご主人の中田さんは子育てに積極的ですか?
――福田さんの寝かしつけ術は?
また、2歳のお子さんを持つ、あるママさんからきいたんですけど「ママ、あとから来るから、横になって待ってて」と言って、寝室のドアをパタンと閉めちゃうらしいんです。
そして、10分くらい経ってそっと覗いてみると、寝ちゃっていることも多いそうで…。ウチももう少ししたら使ってみようかな、と(笑)。
――ご主人による他のフォローは?
だから、「料理より毎日お皿洗いをしてくれたほうが助かるなあ」って正直に言いました。すると「わかった! オレは後片付けのプロだから」といって、私が寝かしつけをしている間に、皿洗いや散らかしたオモチャを元に戻してくれたり…。私は掃除や整理整頓が苦手なほうなので、すごくありがたいです。
――福田さんのお母さんは保育園の園長なんですよね?
たとえば、子どもってよくごはんの残り物で遊んだりするじゃないですか。そこで本来は「食べ物で遊んじゃダメ」と注意するため、食べ終わったら取り上げるのがセオリー。でも、母からは「残飯を捨てるところを見せると、食べ物を粗末にする子どもに育っちゃうから、『もったいないねー』のひと言を添え、影でこっそり捨てる」心配りも必要だと教わりました。
――お母さん以外の方からのアドバイスで心に刺さったことは?
ほとんど娘と二人っきりの私としては、自分ではなくまわりの人が「ママは大変」と言ってくれるのがうれしかった。
なので、今度私が同じようなシチュエーションに出会ったら、同じセリフをそのママとお子さんに言ってあげようかな、と。
――育児で福田さんが心がけていることって?
たとえば、道端に歩いている蟻を観察していたり、じゃりを拾ってきて一所懸命並べている娘を温かく見守ってあげたり…。
大人にとっては小さなことでも、子どもにとっては“新しい宇宙”なんだと、これも母から教わりました。
【後記】
(インタビュー・文/ヤマダカツヤ)
