おうちで子どもをふんわり可愛く撮りたい!

おうちで子どもをふんわり可愛く撮りたい!

「かわいい我が子の姿を写真に残したい」と、普段の子どもの様子を撮影してみても、思うような写真にならない。生活感のあるテーブルの上や、床の上の洗濯物などが写りこみ、ただの記録写真のようになってしまう…。 写真のことで、ちょっと困っているママやパパのために、写真家「きょん♪さん」(川野恭子さん)からステキな写真を撮るコツを教えて頂きました。 きょん♪さんは、ふんわりとした優しい雰囲気の「ゆるかわ」写真で、多くのカメラ女子に影響を与えた人気写真家。今回は、スマホでもカメラでも使える撮影テクニックを、きょん♪さんの作例でわかりやすく解説します。 今回教えていただいたのは、撮影の基礎。撮影場所や撮影時の服装について伺いました。

●おうち写真は窓際で撮影しよう

おうちで写真を撮るときは、窓際で、フラッシュを使わずに自然光だけで撮影するのが、ふんわり可愛い写真を撮るコツ。

【部屋の奥で撮ったNG写真 窓際で撮ったOK写真】
次の2枚の作例は雨の日に撮影したものですが、上の部屋の奥で撮ったものと、下の窓際で撮った写真では明るさが違います。それに、部屋の奥の暗い場所では、お子さんが動くとブレやすくなってしまうのだそう。

おうちで子どもをふんわり可愛く撮りたい!

●遊びながら撮ろう

記念撮影のように「ハイ、チーズ!」と言って撮影すると、子どもは緊張して身構えてしまったり、お気に入りのポーズをとってしまったりして、自然な姿を写すことができません。

「『撮るよ』と言って撮影するよりも、遊びながら撮らせてもらう感じです」

そう語っていたきょん♪さんの頭には、撮影時、動物の形の帽子が。

【パペットで遊びながら】
「ライオンさんのお鼻、ツンツンして」と、パペットをの鼻をつついてもらっているところを撮影。子どもの手も写って、素敵な写真になりました。

おうちで子どもをふんわり可愛く撮りたい!

【いないいないばあをしながら】
テーブルの下に潜り込んで、「いないいないばあ」をしている姿を撮影。下を向く子どもの顔は、なかなか撮影する機会がないので、新鮮な写真に。

おうちで子どもをふんわり可愛く撮りたい!
プロフィール画像

川野恭子(きょん♪)

写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。