生活感を隠して子どもをおしゃれに撮る方法は?

生活感を隠して子どもをおしゃれに撮る方法は?

●ステキなフォトブックの作り方

撮った写真をフォトブックとして残すのも楽しいですよね。きょん♪さんに、センスのいいフォトブックを作成するためのポイントも教えて頂きました。

ポイントは、フォトブックを作るとき、映画のように起承転結を考えること。

「運動会のようなイベントのフォトブックを作るなら、自分が映画監督になったイメージで作ってみてください。映画には起承転結、つまり導入部分があって、盛り上がる部分があり、最後に収束していきますよね写りが良いものや、お気に入りの写真だけをただ並べるのではなく、1日の様子を順序立ててて説明するようなものだと、他の人が見るときに、わかりやすくなります」

それぞれ印象的なシーンを入れて構成するのも良いそう。

「たとえば、運動会の朝、お弁当の準備をしている写真からはじまって、お昼にみんなお弁当を食べている写真を入れると、お弁当のドラマができあがります。お母さんの気持ちや、子どもの喜んでいる姿がわかりますよねお遊戯会なら、その前日に、早めにお迎えに行ったときに見た練習している場面を最初に。お遊戯会で使った飾りを最後のページに入れてみる。旅行なら、チケットの半券を入れるのも良いですね」

きょん♪さんのお話を聞いて、フォトブックを作りたくなりました。どんなフォトブックを作ろうかと考えるだけで、わくわくしてきませんか? みなさんもぜひ、フォトブックづくりに挑戦してみてください。

(文・大熊マナミ)

プロフィール画像

川野恭子(きょん♪)

写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。