おそとで遊ぶ子どもの姿を可愛く撮る方法は?

おそとで遊ぶ子どもの姿を可愛く撮る方法は?

おでかけした時に、子どもの写真を撮りたい。でも、上手くいかない…そんな悩みはありませんか? ゆるかわ写真家きょん♪さん(川野恭子さん)に、おそとで撮影するときの構図や、動きまわって遊んでいる子どもをどのように撮影すればいいのかを教えていただきました。

●子どもより低い目線で新鮮な写真に

まずは、構図について教えていただきました。

「子どもを撮影するとき、もちろん高い位置からでも構いませんが、いつも同じになってしまうのであれば、下から撮ってみると新鮮味のある写真になります。空も写るので、背景もシンプルになります」

【上・上から撮影/下・下から撮影】
上からの目線と下からの目線では、子どもの表情が違って見える。

おそとで遊ぶ子どもの姿を可愛く撮る方法は?

●おそとでも、背景をシンプルにしたいなら

きょん♪さんによると、子どもが主役になるような写真を撮るコツは、背景をシンプルにすること。おうちで写真を撮るときは、背景を床・壁・天井にすると、背景がごちゃごちゃせず、シンプルに見えます。おそとでは、どのような工夫が必要なのでしょうか?

「おそとで写真を撮るとき、関係のない人や看板などが写り込むと、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。芝生もしくは樹、空、壁など、シンプルな背景にすることで、子どもをメインの写真にすることができます」

【上・背景がごちゃごちゃ/下・背景がすっきり】
比較すると、背景が芝生だけの方がすっきりとして、より子どもが引き立って見える。

おそとで遊ぶ子どもの姿を可愛く撮る方法は?
プロフィール画像

川野恭子(きょん♪)

写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。