●家事の常識を疑ってみよう
さらに、ときには「家事の常識」そのものを疑ってみることも有効だ。例えば、山守さんの場合は安全面・衛生面で差し障りがなく、全体から見たときの重要度が低いという理由から、「洗濯物はたたまない」という判断を下した。
「わが家では洗濯乾燥機から取り出した衣類は大きなバケツにドサッと入れ、各自でそこからタンスに入れていくスタイルです。『座って洗濯物をたたむ』という工程が一段階省かれるだけでも時間と労力の節約になります。やるべき家事の優先順位を、格付けし直してみるといいですよ」
スキマ時間を活用し、子どもを味方につけ、徹底的にムダを省く。この3つのポイントのうち、今のわが家でならどこから実行できるのかを一度じっくり考えてみよう。うまくいけば、働くママの日々の負担はグッと軽減されるはずだ。
(阿部花恵+ノオト)
