紅葉写真を鮮やかに撮るためにプロがしている3つのこと

紅葉写真を鮮やかに撮るためにプロがしている3つのこと

●ワンポイントアドバイス

きょん♪「今回ご紹介したカメラの機能は、「彩度」と「ホワイトバランス」と「露出補正」。この3つがマスターできれば、いろいろな写真に応用できます。一眼カメラやスマートフォンは便利な機能がたくさん付いています。使わないのはもったいないですよ。時間があるときに、どんな機能が付いているかご自身のカメラと仲良くなってくださいね」。

むらいさち「紅葉写真は、自分が動くことで順光や逆光など太陽の向きを選ぶことができます。紅葉を鮮やかに撮るなら順光ですが、逆光で紅葉を透かすように撮ると、透明感が出てきれいですよ。また、今回の撮影は晴れていましたが、雨の日は雨の日しか撮れない紅葉写真があります。例えば水たまりの映り込みや、紅葉の葉っぱにできた雫。天気が悪いから写真が撮れなかった…というのは、もったいないですよ」


◆撮った写真はプリントしよう◆

スマートフォンのおかげで、いつでも気軽に撮影できるようになりましたが、その撮りたまった写真、プリントしていますか? 画面の中だけでなく、フォトブックやプリントなど、手に取れる形で残すと、宝物のように愛着が湧いてくるから不思議です。フォトコレクションプラスなら、月額280円でフォトブック1冊かL判プリント30枚を作れるので、宝物が毎月増えていく楽しみを味わえます。家に飾ったり、おじいちゃんおばあちゃんに贈ったり…と、思い出を見える形で共有するのも良いですよね。ステキな写真が撮れたら、ぜひ形に残してみてください。

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川野恭子(きょん♪)

写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。

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むらいさち

沖縄でのダイビングインストラクターを経て写真の世界へ。広告写真家の助手後、ダイビングやリゾート雑誌を出版している出版社のカメラマンとして、日本をはじめ世界の海へ訪れる。その後独立。現在は広告や雑誌の撮影を中心に活動。海だけに限らず世界のありとあらゆる場所で「しあわせのとき」をテーマに撮影を続けており、一年の多くを取材先で過ごしている。著書は写真集『きせきのしま』(小学館)、『LinoLIno』『ALOHEART』(LifeDesignBooks)、『FantaSea』(BUNKADO)。共著『よるのこどものあかるいゆめ』(作: 谷川 俊太郎、写真: むらいさち、 マイクロマガジン社)、『光と色の写真の教科書』(技術評論社)、トラベルマガジン『LUKETH』など多数。