子育てがもっと楽になる! しなくていい6カ条

子育てがもっと楽になる! しなくていい6カ条

●ブレちゃう親だっていいんです!

具体的にはどんなことだろうか?

「『13時からお昼寝させないといけないから帰るね』とかルール通りに生活しようと必死になるママがいますが、大人でも体調やスケジュール次第では、3食きっちり食べられない日もあるかもしれない。もちろん毎日1食というのは心配ですが、たまには食事ができないタイミングがあっても十分許容範囲だと思います。私たちが主宰している“おやこ保育園”では、お昼ご飯だって個人の自由。手作りのお弁当は愛情の深さを示すものではありません。ただ子どもの話を聞くのだって愛情なんです」(小笠原氏)


最近の親からはよくこんなことを質問されるという。

「よく、私は軸がブレちゃうんですと言われます。”ブレる””揺れる”ってネガティブに捉える方が多いのですが、私たちは悪いことだと思っていません。“決めたことだから”と言って、いい意見も取り入れられなくなったら苦しくなってしまいます。決めたことを軸として固定してしまうより、いいな、と思えたら、他の考え方も柔軟に取り入れられる方が、楽チンですよね。日々ブレたり揺れたりしながら、その時に合う選択をしていけると良いですよね」(小竹氏)


親になったから! と思ってガチガチに頑張ってしまっているママは、この春どこか一つ手を抜いてみてはいかがだろうか?

(取材・文/谷亜ヒロコ)

お話をうかがった人

プロフィール画像

小竹めぐみ 小笠原舞

こどもみらい探求社

小竹めぐみ(左)<BR> 合同会社こどもみらい探求社共同代表。保育士をする傍ら、家族の多様性を学ぶため、世界の家々を巡る一人旅を重ねる。 砂漠の民とアマゾン川の原住民の暮らしに大きなヒントを得て、2006年より”違いこそがギフト”と発信する活動を開始する。 幼稚園、こども園、保育園に勤務後、自分らしい保育士の形をみつけようと決意し2012年に独立。 人のもつ凸凹を大切にしながら、日々の変化を楽しみに暮らしている。 <BR><BR> 小笠原舞(右)<BR> 合同会社こどもみらい探求社共同代表。幼少期に、ハンデを持った友人と出会ったことから、 福祉の道へ。大学時代にボランティアでこどもたちと出会い、彼らの持つ力と創り出す世界に魅了される。 20歳で独学にて保育士国家資格を取得し、社会人経験を経て保育現場へ。 こどもたちの声を大切にできる社会を目指し、既存の枠にとらわれず、新しい仕掛けを生み出しながら過ごしている。 <BR> 小竹・小笠原の共著として、2016年12月には、子育て本「いい親よりも大切なこと 〜子どものために“しなくていいこと"こんなにあった!!〜」を、 2017年1月には写真集「70センチの目線」を出版。